宣伝に関する個人的見解

以前、読売新聞でも取り上げられた美容外科の誇大広告は業界でも大きな問題です。
しかし、宣伝全てを否定できるのでしょうか?私は大学などの形成外科医が主体となってつくられた日本美容外科学会に所属していますし、大手チェーンとは一線を画していますが、宣伝そのものが悪いとは思っていません(もちろん誇大広告はどんな業界でも駄目だとは思います)。
医療は営利主義ではないという前提から、医療広告に対する規制は非常に厳しいものがあります。医者の得意とする手術や費用などは一切広告できないことになっています。そのため、現実には書籍・ビデオの広告の形態をとって広告をしているという非常に歪んだかたちになっています。現在では弁護士も広告できる時代です。医療も情報公開が行われるべきでしょう。美容外科に限らず医師の腕を患者さんが知る権利はあります。ある病院の先生に手術をしてもらったら失敗したとか、診断が違っていたなんて事は沢山あります。ガンなどは命に関わる問題です。もっと医療の情報公開がなされるべきですし、医師側も自分自身の専門性をアピールするべきです。実際に新聞や雑誌で取材を受けた医師の所には患者さんが大勢来ます。それだけ皆さんが腕の良い医師に診てもらいたいという願望があるわけです。

さらには美容外科は口コミがききにくいという特殊性があります。鼻を高くしたとかいうことを他人にわざわざ説明する人は少ないでしょう。できれば内緒にしたいものです。このために、宣伝しないと患者さんが来院しません。

大手チェーンに属するか、個人かなどということではなく、医師の人間性でクリニックを選ぶべきと考えます。行ってみないと分かりません。もちろんにわか美容外科医ではなく、しっかりとした研鑽を積んでいる医師を選ぶのは当然のことです。


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