レーザーという言葉は最近の美容医療のトレンドといえます。しかしながら、効くらしいという情報はあってもどういうものなのか、理解している方は少なく、これが不安の一因となっていることでしょう。殺人兵器という印象もあるかもしれません。ではレーザーとはどういうものか、また当院で使用しているレーザーについて説明します。
レーザーとは:レーザーはある一つの波長の光を集積させ、強いエネルギーとして放出するものです。美容領域で使用するレーザーは皮膚よりも深い部分まで届くことはありません。またエステなどではレーザーといってもその言葉の前に必ずパラとか何らかの言葉がつきます。本当の意味でのレーザーではありません。レーザーポインターのような直進する光を発するだけのものもレーザーといいますが、治療効果はかなり劣ります。医療用のレーザーは厚生省の認可を受け、きちんとした管理のもと使用されるものなのです。価格も1台で数百万から数千万するのです。
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脱毛レーザー:ロングパルスアレキサンドライトレーザー 脱毛レーザーは毛のメラニンに反応する波長をもっており、毛のみを焼くことで、その周囲・根にある毛をつくる細胞に熱を伝えて破壊します。毛が焼けても脱毛はできません。毛をつくる細胞を破壊して初めて脱毛となります。他の用途としてにきびに用いて炎症を抑えたり、毛穴を縮めることができます。 |
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しみ取りレーザー:Qスイッチアレキサンドライトレーザー・メディラックスプラス Qスイッチアレキサンドライトレーザーもアレキサンドライトを光源として用いており、メラニンに反応します。但し、照射時間が驚くほど短く、皮膚表面・真皮のメラニンのみを破壊することに向いています。入れ墨や太田母斑など深い部分にある色には特に有効です。しみ取りとしては、他にルビーレーザーやYAGレーザーがあります。しみに関してはどれも大きな差はありません。一番多く用いられているのはルビーでしょうか。アレキサンドライトレーザーはルビーに比べ深いところの色素まで届くので、この点に関してはより効果的です。その他にほくろのメラニンを取るために補助的に用いたり、特殊な使用法としてしわに照射する方法もあります(熱を与えてコラーゲンを活性化させます)。 メディラックスプラスはシミを取るというより薄くするものです。Qスイッチレーザーが一定期間かさぶたを保護するテープなどを貼る必要があるのに対し、この必要がありません。大きな効果を求めるか、緩徐な変化を、目立つことなく求めるかによって選択するのも一つの考え方です。 |
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ほくろ取りレーザー:炭酸ガスレーザー このレーザーは水によく吸収されます。人間の皮膚には多量の水分が含まれます。これを破壊し、瞬時にほくろを蒸散させます。これによって盛り上がったほくろも削り取れます。その他いぼを削ったり、にきびに0.6 mm程度の穴を開け、跡を残さず中身を取り出すこともできます。 |
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ニキビ・ケロイド用レーザー:スムースビーム このレーザーも水によく吸収されますが、皮膚表面を保護して真皮上層に作用を起こします。コラーゲンの正常化や皮脂腺の破壊を主な作用とします。使い道が広いレーザーです。もともとはしわ用に開発された経緯を持っています。 |
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しわ取りレーザー:Nライト・ジェントルヤグ Nライトは血管に強く反応します。血管の炎症を起こし、各種の因子を放出することでコラーゲンを増やします。皮膚表面への影響はありませんので、かさぶたを作ることもありません。しわ治療の理論として非常に優れたものですが、残念ながら劇的にしわが取れるというものではありません。 一方、ジェントルヤグは深いところまで届くために、皮膚に張りが生じ、目の下のくぼみなどにも少し有効です。軽く腫れやような感じといえば分かりやすいでしょうか。もちろん劇的なものではありません。 |
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