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No.87 オオタ、着物にはまる。 03.02.05
実は、ここ1年くらい、すごく着物にはまっている。
何がそんなに私を惹きつけるのか、分からないのだが、「着物を着たい」と思ったきっかけは、どこかのバーにでも飲みに行く時に「着物を着たらどんなに格好よかろう」と、思っていたことだった。
とにかく、昨年3月から、通い始めた着付け教室が、楽しくて楽しくてしょうがない。
まず、私の通っている着付け教室について説明しよう。その教室は、よく広告に乗っているような「いわゆる」着付け教室ではなく、近所にある「白瀧」という呉服屋さんが、運営しているものである。
この呉服屋さん、ただの呉服屋さんではない。なんと、江戸時代末期から続くという、超!老舗である。店構えがとにかく大きく、ぐるりと建物に囲まれた中庭には、茶室あり、自然の湧き水ありの、非常に不思議な空間である。いかにも「大店(おおだな)の呉服店」という風情で、そこがなんとなく優雅で、「着物」という雰囲気によく合っていて、行くだけでも楽しい。
呉服店のほうの店員の方々も(男性が多い。こういう場合「番頭さん」というのだろうか?)、大店のわりに気さくな人柄で、着物の知識についても、ちんぷんかんぷんな私にも、気軽に教えてくれる。
そして、「呉服屋さんの附属教室」というと、どうも「無理やり、着物を買わされる」というイメージがあるようだが、そういう事が、まったく無い。ありあわせの着物で構わないので、始めるにあたって大金がかかるということもない。(もちろん、勉強しているうちに、欲しくなることは否めないが)
教室の雰囲気はいつものんびりとしていて、先生方も、きさくで話しやすい。形式ばった方法にとらわれることなく教えてもらえるので、覚えるほうとしては、とても身になる。
と、まあ、とにかく楽しい要素が満載なのだ。
ところで、1年近く通っている私の腕前はどうかというと、それほど上手には、なっていないようだ。自分ではなんとか着れるが、残念ながら、まだ人様に美しく着せることができるレベルではない。
しかし、今年の成人式では、幸運にも、15人のアシスタント(注:1チーム着付け師1名、アシスタント1名で着付けを行う)の一人として、実際の現場に立たせてもらうことができた。これが、とにかく!私の想像をはるかに超えるすごい世界であった。
まず、成人式当日、朝5時半に集合し、6時過ぎから着付けが始まったのだが、その数なんと200人超!!信じられない人数である。
白滝呉服店が所有している、倉庫のような大きなスタジオの中に、メーク室、家族待合場、着付けスペースが設けられていて、15チームが一心不乱に、着付けをしている。見渡す限り(は、ちょっとオーバーだが)着付けをしている人々だ。すべてのチームが着付けを終えるまで、15チームをしても、たっぷり6時間半、昼の12時半までかかった。
私は初めての参加であり、勝手が分からなくて右往左往するばかりだったが、それでも学ぶことが一杯あって(アシスタントと言えど、着付けについてある程度理解できていないと、何もできない)、非常にエキサイティングで、充実した時間であった。そして終了してみると、不思議なことに、自分自身にする、実際の着付けも少し上達したようだった。やっぱり、現場を踏むというのは重要なことだなあと、実感している。
着物の世界は、奥がちっとも見えないくらい深くて、上達もままならないのだが、それでも、やればやるほど、楽しみが増えていく気がしている。時間をやりくりして、教室に参加するのは、体は結構つらいが、気持ち的には大きな「癒し」を得ているように思う。
これからも、地道に、のんびりと「着物道」を楽しんで行きたいと思うのである。
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No.86 けっこん!狂想曲 03.01.17
今回は、新年ということで、まことにおめでたい話をひとつ。
実は、この1月に、トラクリ古参スタッフである看護婦Mが、めでたく結婚式を行った。決してぴちぴちに若いとは言えない(笑)彼女が、当日どんなに美しかったかは、後ほど語るとして、今回は、Mが結婚式に向け、がんばりにがんばりぬいた、トラクリでの治療の足跡について、お話していきたい。涙なしには語れないお話である。
まずは、ここに、Mが結婚式に向けて行ってきた治療を、すべて書きあげてみよう。
ほくろ除去10個、しみ除去10個、血管腫(顔にあった赤いあざのようなもの)治療、脱毛(足全部、腕全部、ワキ、Vライン、うなじ)、レーザーピーリング8回、カーボンピーリング1回、Nライトレーザー5〜6回、イオン導入15回くらい、超音波美顔機4回(現在治療項目には入っていません。業者さんからレンタル中のテスト機)、その他に医療クリーム・VCローションは、常時使用。
はあー、書くだけで疲れてしまった。確かに「いろいろ治療をしてるなー、がんばってるなー」とは思っていたのだが、実際書き出してみると、まさか、こんなに治療をしていたとは思わなかった。看護婦M、ツワモノである。あまりにも治療の数が多いので、M自身に治療した内容を書き出してもらい、ここに載せ、試しに金額も計算してみると、車1台分くらいの金額がかかっていたことが判明した。うーむ、やはりM、ツワモノである。
で、これらの治療、どのくらい前に始められたかというと、約1年前である。これだけたくさんの治療は、やはり1ヶ月や2ヶ月の短期間では、できるものではない。Mはドレスを決めるよりも何よりもまず、花嫁になるにふさわしい肌を手に入れるために、行動を開始したのだった。
ウェディングエステというのは、みなさんもよく耳にすると思うのだが、ウェディング治療というのは馴染みがないかもしれない。
しかし実際には、「結婚式に向けて」治療を希望する患者さんというのは、少なくない。Mほど治療をする患者さんは、さすがにいないが、エステより美容皮膚科で治療したほうが、確実であることをご存知の方は、割合に多いようだ。
ただ、そういった患者さんのお話を聞いてみると、「結婚式までに治療が間に合わない」というケースが、かなり多い。情報が行き届いてない所為もあると思うのだが、肌に関する治療は、全般的に、皆さんが思っているより、ずっと時間のかかるものが多いので、その辺りも、頭に入れておいていただきたいと思う。
結婚式の2,3か月前に治療を開始したのでは、到底間に合わない。Mの様に、できれば1年、遅くとも半年前には治療を開始したほうがよいだろう。
さて、これだけの治療をがんばったMが、当日どうであったかを、最後に付け加えておくと、それはもう!輝かんばかりの美しさであった。元々顔立ちの美しい女性なので、あれだけやれば、当然という気もするが、年齢を感じさせない(笑)、本当に美しい花嫁であった。あまりの美しさに、教会のドアが開いた瞬間、「ほおーー!」「きれいだねー」という感嘆の声が、静かに響き渡っていたほどである(これは誇張でなく、事実)。
ところで、この結婚式に向けて、がんばっていたのは、実はMだけではなかった。
そう、もちろん私たち「トラクリシスターズ(今勝手に命名しました)」も、「Mの結婚式」という大義名分を手に入れて、便乗して様々な治療を受け、「その日」に向けて磨きをかけていたのである。もちろん私も「ちょっとでも若く見えるように」心がけ、当日に望んだことは言うまでもない。
努力の甲斐あってか、Mの親戚の方々からは「さすが美容外科にお勤めの方々ねえ」というお言葉をいただいたそうだが、男性からはちっともお声がかからなかったらしい。たぶん、みんなの性格が露見していたのだろう。アーメン。
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No.85 かてい と しごと 02.12.27
だいぶ日記をサボってしまった。さすがに12月は忙しい時期だなと実感し、家に帰るとぐったりしている。今回は、そんな私と夫の日常について、恥をしのんで書いていきたいと思う。
最近、テレビで保阪尚樹・高岡早紀夫妻の「サッポロ一番〜」のCMをよく見かける。(わからない方のために解説しておくと、帰ってきた高岡が「おなかすいたー」と言うと、保阪がサッポロ一番を作ってあげる、という設定である)あのCMを見て、いつも思うのは「うーむ、うちの家庭に似ているぜい」である。何回見てもそう感じるので、夫に言ってみると、苦笑しながら「ほんとにそうだねえ。」と言っていた。
ところで、私は、現在「虎ノ門形成外科・皮ふクリニックの婦長」という立場にある。と、同時に、結婚3年目の主婦でもある。いや、「主婦」などというと、世の中の主婦の方々が、怒り出すような生活なのだが、一応、言葉で今の状況を表すと、そういうことになる。インターネットのアンケートなどだと「有職主婦」の欄に、○を付けている。
美容関係の病院に勤め、婦長という職にあり、なお且つ、結婚もしていると言うと、人々には「すごいわねえ」と言われたり、「仕事と家事を両立するのじゃあ、大変でしょう?」と聞かれたりする。そんなに大変そうなイメージがあるのだろうか?
しかし、私を公私ともによく知る人物は、決してそんなことは言わない。自分の生活を省みると、「大変ねえ」なんて言われるのも、非常に恥ずかしい思いである。
なぜなら、我が家では、私がフルタイムで働いているという理由から、家事は完全分業制をとっているからである。世間一般の常識から照らし合わせると、たぶん「恥」と、言われてしまったりするのかもしれないが、もっと言うなら、夕食はほとんど夫が作っている。もちろん夫も働いているが(笑)、夫の方が私より帰りが早い為、その方が効率が良いからだ。彼は夕食を作るという行為にまったく抵抗がないらしく、しかもかなりうまく、レパートリーも多い。
世の人々は、こういう我が家の家庭状況を、「うらやましい」「うちでも、見習わせたい」(主に女性の意見)と言ったり、「そんなことが許されるのか」「旦那さんが不憫だ」(主に、男性、年配の女性の意見)と言ったりする。
この、我が家の生活は、本当にかなり珍しいのか、結婚当初から、いろいろ言われ続けているので、今更、人になんと言われようと、私はなんとも思わないし(私としては、夫が夕食を作ってくれることは、むしろ誇らしい)、夫も特別な感情はないらしい。これが、我が家のスタンダードなのである。
トラクリには、いろいろな患者さんが来院するが、その中には「有職主婦」であり、子供もいるという方は、多い。そういう方々が、「家庭での家事の分業」をいったいどうしているのかは、わからないが、お話を聞いてみると、パートタイム的に、短い時間だけ働いているわけではなく、正業としてフルタイム働いている人というのが、かなり多いようだ。家事をもこなし、忙しい日々を送っているというお話もよく耳にする。今の世の中、やはり女性も仕事を持つのが当然の時代なのだ、と実感する。
そうなると、収入の面でも、生活の面でも、男性と対等になってくるのは当然で、女性だから家事をしなくてはならない、男性だからやらなくていい、という過去の遺物的な考え方は通用しなくなってくるのではないかと、私は思う(こう言うと、たいていの男性には嫌な顔をされるが)。
我が家の生活状況は、今はとても珍しいものかもしれない。しかし、私は彼の理解と協力のおかげで、思う存分働くこともできるし、「仕事と家事の両立」といった、面倒なことで悩む必要もない。必要以上に疲れることも少ないので、心にゆとりも持てるのである。
私のような人間が、いや私たちのような夫婦が、珍しがられない世の中が早く来ればいいな、と切に願う。男だから、女だからと、縛られるのは、今の自分たちの生活から考えると、非常にばかばかしいことだと、夫婦でいつも話している。
今年も、あっという間に、年の暮れになってしまった。今年1年は、トラクリにとっても大きな躍進をした1年であった。多くの患者さん、また日記を応援してくださった皆さんに感謝しつつ、夫にも少しだけ感謝するこの暮れであった。
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No.83 「紅」の威力 02.11.29
先日、診察がいつもより少し早く終わり、ジュースを飲みながら、スタッフみんなで、なんとなくだらだらと、仕事の後の時間を過ごしていた。そのうちに、なぜか私が、メークのデモンストレーションをしてみることになり、ちょうどその後、出かけることになっていた看護婦Kがモデル役を務めることになった。
Kは、普段、それほどがっちりとメークをしていない(私と比べると。だが)。しかし、その日は、同じ年の友人とお出かけだというので、いくらか若くなるように、メークのポイントを置いて、作っていった。眉をいつもより、幾分太めに描き、アイライン、マスカラを入れ、明るめのピンク系のチークを入れていった。
と、そこでギャラリーであった、ほかのスタッフ達が「おーー!」という感嘆の声を上げ始めた。なんと、みごとにも、出来上がったKの顔は、普段より3〜5歳くらいは若く見えていたのだ!
『実年齢より若く見せるメークのポイント』というのも、考えてみると、いろいろな点が思いつく。眉を幾分太め、短めに書いてみたり、唇にグロスなどでつやを出す、肌をあまりマットに作りこまない、というのもよい方法だろう。
しかし、今回Kに行ったメークを思い起こしてみると、最も彼女を若く見せる原因になったのは、「チーク」だったように思うのだ。
もう、お分かりだと思うのだが、表題にした「紅」というのは「頬紅(チーク)」のことである。私はメークをする上で「チーク」は非常に重要なものだと思っているのだが、皆さんは、チークにどんなイメージを持っているだろうか?
私がよく聞くのは、「チークは難しいし、面倒だから入れない」という意見である。「自分で入れると、田舎の子供みたいになって上手くいかない」というのも、よく聞く。確かに、チークを上手に入れるのは、とても難しい。私自身、メークの学校に通っていた時も、チークを体得するのは、非常に大変であった記憶がある。
しかし、チークほど、手軽に、顔全体のイメージを変化させることのできるテクニックは、他にないとも言える。「チーク」というのは、すごい力を持っているものである。
例えば、入れる位置によって、また色によって、大人っぽいイメージ、かわいらしいイメージ、どちらにもすることができる。また、同じく入れる位置によっては、顔を痩せて見せたり、ふっくら見せたりすることもできる。文字で見ると「なあーんだ、そんなことか。」と思われるかもしれないが、実際で見ると、このイメージの変化は、かなり大きなものである。
そして、これらを使いわけるテクニックは、基本的にはたった二つだけで、チークを、頬骨に沿って入れるか、頬骨より下に入れるか、だけなのだ。(実は、それが非常に難しいのだが)
また、チークの最大の効果は「頬紅」の文字通り、肌に紅(血色)を与えることである。この効果が、当たり前のようでいて、ばかにできない。そして、Kの場合は、この効果による「若返り」と、頬がふっくら見えるようにするテクニックを用いたのだ。
残念ながら、人は年齢を重ねていくうち、頬の血色が失われていく。思い出してほしいのだが、子供の頃は、ほっぺの赤い子が多いのに、大人になると、頬の赤い人はあまりいない。これは、皮膚の角質が厚くなることが一因である。
チークというのは、この「失われた」血色を補うのが目的であり、頬にうっすらと赤みが入るだけで、肌に「はり」や、「透明感」が感じられ、肌がいつもより美しく見えることがある。こんな単純な事でも、何歳かは、若く見せることはできるのである。これを用いない手はないし、だからこそ、私は、チークは欠かさない。
ところで、最後に豆知識を一つ。皆さんは、自分にどんな色のチークが似合うのか、悩んだことはないだろうか?
そこで、正しい色の選び方をお教えしよう。ご自分の人差し指の先を、反対の指でぎゅっと押さえてみてください。そこに浮き出てきた色が最も似合う色である。どす黒い様な、にごった色だと思うが、そういう色のほうが、実は肌なじみが良く、失敗が少ない。みんな同じような色に見えるかもしれないが、よく見ると人それぞれちょっとずつ違うハズである。友達同士で試してみよう。
今回のこの「紅の威力」、今までチークを敬遠してきた人に、ぜひ読んで欲しいと思う。チークは肌をきれいに見せる、とっておきの「武器」なのだ。もちろん、チークの素晴らしさに開眼したKは、現在、がんばって練習している。皆さんにも、「紅の威力」をぜひ知ってもらいたいと思うのである。
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No.82 トラクリ京都へゆく 02.11.19
先日、トラクリスタッフは、開院以来、初めての社員旅行へ行った。行く先は京都!女性が、こよなく愛する街である。
参加メンバーは、女性スタッフ5名、宮田院長、慈好会理事長(普通の会社でいうところの「オーナー」。トラクリは医療法人なので)の計7名。女性の勢力が強かったので(笑)、行く先は京都に決まったのだった。
さて、今回の旅を終えてみて、感想として出てくる言葉は「夢のような旅だった」の一言に尽きる。私は今まで、「京都には修学旅行で有名な寺にしか行ったことがない」という様な人間だったので、「ほんとの京都」を満喫できたような気がしている。とにかく「女心をくすぐる」旅だったのである。では、何がそんなに「女心をくすぐった」のか、お話していこう。
まず「夢のような」と思わせる第一のポイントは、紅葉のタイミングが本当に良かったことである。
これは、もう、本当に「運が良かった」としか言いようがない(しかし、私達は「日頃の行いがいいからだ」と、言い続けていた)。本来、京都の紅葉の時期は、11月中〜下旬なのだそうだが、急に寒くなったせいもあり、どこへ行っても、もみじがまことに美しく、鮮やかで、色の洪水といった感であった。
もちろん、いくつかの寺めぐりの間中、私の頭の中に「そうだ、京都へ行こう」という、例のJR東海のCM曲が流れっぱなしだった事は、言うまでもない。
そしてもう一つ、夢のように楽しかった、この旅行のポイントは、「老舗食べ物屋さんめぐり」である。とにかく、数時間で廻ったお店の数がすごい。お麩やさん(もちろん京都なので生麩。とにかく、ここの麩饅頭がうまい。みんな絶賛していた。)、湯葉屋さん(2件も行った)、さば寿司、漬物、etc‥‥。京都市街をうまいものを探して、縦横無尽にハイヤー(と、言ってもワゴンだが)
で走り廻ったのだ。
また、すごいのが、これらのお店を、京都にお住まいのハイヤー運転手Kさんが、私たちの希望を聞きながら、在庫の有無などまで調べて、すべてセッティングして、連れて行ってくれたことである。もちろん、私たちには「どこが美味しいか」はわからないので、「京都で○○と言ったらココ!」というお店に、一軒一軒連れて行ってもらった。
これが、ほんとーーに「至れり尽くせり」であった。今思い出しても、この方の仕事をこそ「コンシェルジュ」と呼ぶにふさわしいと、心から思う。私たちを、存分に女王様気分にしてくれた。
そして、最後の「夢のような」出来事は、「舞妓さん」体験である。…笑わないでいただきたい。いや、本当に笑わないでいただきたい。
皆さんは「舞妓さん体験」をご存知だろうか?ここ近年、京都では、こういったお店が増えているようなのだが、素人を舞妓さんに仕立ててくれて、写真を撮ったり、舞妓さんの格好で散策をさせてくれるお店である。
これはもちろん、コスプレ好きの私の発案だったのだが、「きれいにして写真を撮る」という行為の嫌いな女性がいるわけもなく、スタッフ全員「のりのり」で、舞妓スタジオに乗り込んだ。
私の知る非常に浅い知識で考える限りでも、舞妓さんのメーク、着付けというのは、大変難しいものだ。メークの方は、「びんつけ油」などを用いた古典的技法を用いるはずだし、着付けも普通の着物とは相当違う。しかし、「舞妓さん」スタジオのスタッフの皆さんは、わけも分からず、きゃあきゃあと浮かれあがっている私たちを、着々と、舞妓さんに仕立て上げてくれた。
メークも非常に手際よく、古典的技法で仕上げてくれていたし、着物も、かなりの枚数の中から好きな色柄を選ぶことができたので、「舞妓さん」になるまでの間は、初めての体験が多くて、非常に楽しかった。
ところで、出来上がりのほうは、どうであったかというと、これは、あまり多くを語りたくない心境である。と、言うのも、スタッフ5名の中で、誰もが認める「似合ってる」「かわいい」という仕上がりだったのは、たった1人だけで(ちなみにそれは事務N嬢であった)、他の4名は、なんだか微妙に似合っていなかったのだ。私に至っては、自分では和装が似合うと自負していただけに、その衝撃は大きかった。なんかすごく「ヘン」なのだ。
もみじの枝を持ったり、和傘を持ったりと、いろいろなポーズをした写真を撮り、それを最後にミニアルバムにしてくれるのだが、とにかく、それが、いただけない。どうにも笑えるのである。まあ、それでも「バカ殿」にならなかっただけ、ましではあるが。
今回の旅行は、多くの意味で「夢のような」旅であった。女性が願う「京都旅行」の決定版のような、素晴らしい旅であったのだが、「舞妓体験」だけは、本当に夢であってほしいと思う、そんな心境の今日この頃である。もちろん、その写真が封印され、日の目を見ることがもうないのは、言うまでもないことである。
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No.81 強欲な私たちは 02.10.29
トラクリに勤め始めて、いろいろな患者さんの治療を見たり、私自身の治療をしていて、本当によく感じることがある。
それは、「きれいになりたいという欲望には、終わりがない」ということだ。「そんなこと、何を今さら」と思われるかもしれないが、私は、毎日、毎日、毎日、「きれいになりたい」と思う人と関わって生活をしている。そして、日々痛感するのだ。私を含め、すべての女性の「きれいになりたい」という気持ちには、本当に終わりがない。
脱毛を例に挙げてみると、わかりやすい。多くの患者さんは、まず、ワキの脱毛から開始するのだが、ワキがきれいになってくると、足、腕、Vラインと、その脱毛範囲を広げていく傾向にある。「お金があるのなら、体中やりたいくらいだわ〜」という言葉も時々聞く(注:実際には、体中の脱毛はできない)。1ヵ所の脱毛をするうちに、ほかの場所に毛が生えていることが、段々許せなくなり、きれいにしたくなるのであろう。まあ、当然といえば当然の心理である。
また、私自身を例に挙げてみると、
「にきびがひどい→にきび出来にくくしたい→にきびが出来にくくなった→にきび跡も消したい→にきび跡のシミも薄くしたい→にきび跡が目立たなくなった→毛穴も目立たなくしたい・・・etc」
と、言った具合で、希望は増え続ける一方である。最も悩んでいた部分が、改善されてくると、さらに細かい部分まで、気になりだし、欲が出てくる。
患者さんのお話を聞いていても、ピーリングなどで、肌全体の調子がアップすると、そのほかの細かい所(しみなど)が、どんどん気になりだして、「あそこも、ここも治療したいの」という言葉を聞くことが、よくあるのだ。
あっちが直れば、こっちが気になる。ここが良くなれば、あっちも直したい。やはり、女性というのは、元来、強欲な生き物なのである。自分だけは、すべてを手に入れたいと、いや、手に入れられると思っている。
そう考えていくと、美容整形手術をし続ける人の気持ちも、分からなくはない。私がスキンケアのレベルで、あっちもこっちも治療しているのと同じように、目をやったら鼻、鼻をやったらアゴと、どんどんエスカレートして行くのかもしれない。スキンケアのレベルに比べるとちょっとスケールが大きいだけで、その本質には、あまり変わりがないのかもしれない。
「強欲レベル」は、人によって、いろいろかもしれないが、私は、これを決して悪い事だとは思っていない。私自身に当てはめて考えてみても、こういう「強欲な気持ち」があればこそ、「きれいになりたい」と、少しでも向上を目指して、がんばっていられる気もする。
ただ、どんなに「きれいになりたい」気持ちが強くても、そのすべてが、手に入るわけではない事を、いつかは認めなければならない日が来る。「妥協」というと、言葉は悪いかもしれないが、それでも、「老い」や自分自身の限界を認めなければならない時はやってくる。ここが、難しいところだと思う。
私自身は、まだまだ、認められそうもない。女というのは、つくづく「業」の深い生き物だなと思う、今日この頃である。
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No.80 トラクリスタッフ増殖中 02.10.11
トラクリが開院して、そろそろ、早2年半が経とうとしている。おかげ様で、予約状況などは、皆様にご迷惑をおかけしているほど、ぎゅうぎゅうに詰まっていて、仕事の忙しさは、開院当初とは、比べようもないほどだ。
仕事の忙しさが増すにつれ、洗面台などの設備を増設したり、スタッフを増やしたりと、トラクリは今も少しずつ変貌している。
そして、今回、また新しい看護婦Sを迎える事となった。と言っても、彼女がトラクリに登場したのは、7月のはじめなので、少し前のことになる。彼女も、だいぶトラクリの仕事に慣れ、少しずつだが、彼女の性格も分かるようになってきた。
それでは恒例の彼女の「ひととなり」紹介をしていこう。
まず、彼女は小さい。いや、それ程小さいわけではないのかもしれない。しかし、うちはみんな「おおもの」ぞろいなので、かなり小さく見える。ちょっとかわいそうである。
また、性格のほうは、「ボケかつっこみか?」と問われれば、「ボケ」であろう。しかし、ただの「ボケ」ではなさそうだ。小さい体の割には、内に秘めたパワーがありそうな気がする。
見た目は、「いまどきの女の子」といった風情だが、結構大胆な性格であるらしい。なんと彼女、看護婦募集のかかっていない時期に、先生に「やとってください」というメールを送りつけてきたツワモノだ。(うーん、まるで私のようだ。)
もちろん、そんなことまでする人間に「美容嫌い」がいる訳もなく、楽しそうにやっている。トラクリの前も、某美容外科で働いていたそうだ。根性もありそうだし、まだまだ年齢も若いので「鍛えがいがありそうだ」と、私も楽しみにしている次第である。
ところで、先日、先生とスタッフで焼肉を食べに行った。久々の「焼肉」だったので、みんな大喜びだったのだが、なかでも、Sは、食べている時も、本当に幸福そうであった。
聞けば、Sは本当に焼肉が好きで、前の病院では、「焼肉娘」という異名をとっていたらしい。なんだか、これからは焼肉を食べに行く機会が増えそうである。まっ、私も嫌いじゃないのだが。
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No.79 トラクリの「はやり」 02.09.26
この業界で、本当に「すごいなあ」と感じるのは、なんと言っても新しいレーザーの開発の速さと、新しい治療法の確立である。
元々、医療業界というのは、どの科に勤めても、新しい機械がどんどん開発されて、それらの知識を勉強するのが、結構大変なものなのだが、特に、美容医療は、新しい治療法や機械が開発されるのが、とても速い。
以前にも、この日記の中で、日々、それらの実験をスタッフの中で繰り返しているお話を載せたが、現在もそれは進行されている。
で、当然「効く・効かない」という話になるのだが、今、「これは効く!」とスタッフの間で、『ひそかなブーム』となっているのが、「レーザーピーリング」なのであった。
これは、簡単に説明すると「脱毛用のレーザーを使って、肌を引き締める」というもので(詳しくは、先生の説明をお読みください)、ごく最近始まった、新しい治療法である。「新しもの好き」の私はもちろんのことだが、今回は、他のスタッフたちも、みんな試してみているのだ。
治療は、1回の照射にかかる時間が短いし(2〜3分くらい)、せいぜい、照射後に顔が赤くなる程度の治療なので(個人差がある。ちなみに私は、ぜんぜん赤くならないが、かなり赤くなる人もいる)、とてもやりやすいと思う。私にとっては、大問題になる「痛み」も、それ程ない。まあ、私が大丈夫なのだから、大抵の人は、きっと大丈夫であろう。
さて、この新しい治療、一番皆さんが気になるのは「どんな効果があるのか」だと思う。そこで今回は、せっかく、スタッフ全員が治療を体験しているので、私だけの意見に留まらず、全員にその「効果のほど」と「治療後の経過」について聞いてみた。いつもとは趣向を変えて、みんなの意見を羅列していってみよう。
1、24歳、事務N→にきびが早く治る気がする。照射すると、そばかすが細かいかさぶたになり、消えた。
2、24歳、看護婦S→化粧のりが良くなった。触るとすべすべで、ほほの毛穴が目立たなくなった。照射後、にきびが増える気がする。にきび跡の色が薄くなった。
3、28歳、看護婦N→おでこの横じわが目立たなくなった。眉間と鼻の毛穴の角栓が浮いて取れた。
4、28歳、看護婦M→夜、電車に映る自分の顔が少し怖くなくなった。今までやってみたスキンケアの治療の中では、一番効いている気がする。でも、「何が」というのは、うまく言えない。照射直後、顔が赤くなるので、酔っ払いと間違えられそうだ。
5、30歳、看護婦O→ほほから眉間にかけて、肌に張りが出た。肌ツヤが、かなり良くなった(これは、患者さんにも言われた)。夕方になっても、少ししわが入りにくくなったようだ。元々あったしみが少し濃くなった。ほくろは照射後、皮が剥けて、薄くなった。
と、以上が、スタッフ5人の意見である。実に意見は、ばらばらだし、治療効果も、トラブルもさまざまである。しかし、ひとつだけ言えそうなのは、28歳二人と、30歳の私のほうが、効果が実感できている。つまり、30歳前後からの治療のほうが、効果がわかりやすいようだ、という事だ。
ちなみに、40代、50代の方はどうかというと、これも効き目を実感できている方が多い。あまり若い人には、残念ながら、思ったほどの効果を実感できない人もいるのかな、というのが私の正直な感想である。
また、先生の説明にもあったと思うが、実際治療をしてみて、本当に3回目ぐらいまでは、まったくと言っていいほど、効果がわからなかった。これも、私だけに限らず、誰でもそうであるらしい。
もう少しで、私自身の治療も終了する。今後どんな風になってゆくのか、今回は、最終結果を非常に楽しみにしている。
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No.78 「隙」について考える。 (後編) 02.09.11
さて、「隙」について、考えていくと、もう一つはずせない話題がある。私が最近、良く考えているのは、「マスカラの濃い女性は(男性から)もてないのではないか?」という事だ。
今は、アイメイク全盛で、とにかく「マスカラ無しには語れない」という時代である。次々と、素晴らしい機能のマスカラが誕生し、「より長く、より太く、よりボリュームを」というのが、「女としての生きる道」みたいになっている。
もちろん、マスカラ好きでは誰にも引けを取らないと、自負する私も、「より長く…」を追求し、『これはマスカラではない、塗る付けまつげ』とか言われると、ついつい買ってしまう日々を送っている。そんな私が、こんな提案をするのも憚られるのだが、まあ、一つのお話として聞いて欲しい。
長く、強く、作り上げられたまつげというのは、本当に美しいと思う。潔いと言ってもいい。ただ、厚塗りしているだけで、ゴテゴテ、ダマダマのまつげでは、お話にならないが、すごく上手に、美しく仕上げられているまつ毛を見ると、その女性自身の、「姿勢」や「意気込み」みたいなものが感じられて、「わあ、かっこいいー♪」と思ってしまう。「長さ」に「強さ」を、「ボリューム」に「意気込み」を感じるのだ。
皆さんは、合コンやデート、大切な仕事の時には、メークに気合が入ったり、マスカラをいつもより余計に付けたりしないだろうか?私はする。顔、特に目元に、「自分の意志」が現れると思うからだ。
そういえば、最近の資生堂のCMで、伊東美咲がものすごい作りこんだ目元で「惚れちゃった」ビームを発するのがあるが、あんなのは、日常的に起こっている事ではないかと思う。
ところが、友人の彼があのCMを見て、あまり好意的な表情をしなかったというのだ。(と、いうより、むしろ「うわっ」という感じだったらしい)女性の側から見たら、あんなにかわいくて、わかりやすいCMも無いだろうと思うのに、だ。
そう言えば、この間、私の友人(男性)が、「マスカラは嫌いじゃないが、あんまり沢山付けてると、硬そうで、やだな」というようなことも言っていた。
そういう諸々の男性側の意見を聞いてみると、やはり私の考え方は、間違いではないな、と思ってしまう。女性の立場から見ると、時代の流れは「まつげは長く、濃く」だが、それを「よし」とは思わない男性というのは、案外多いのかもしれない。これもまた、「隙がない」という事に関係しているのではないだろうか?
最近は、メイベリンから「ボリュームは出るけど柔らかい」といった機能のマスカラも出ている。こういった商品の登場も、時代の流れと男性側の意見を、考えると、当然であろう。
本当にどうでもいい事だと思うのだが、私には、マスカラは「自分の意思を表す一つの手段」だと思える。デートで、「今日こそ彼をモノにするわ!」という時は、逆に、ふんわりとした、少し頼りないぐらいのまつげを演出してみてはどうだろうか?その方が、男性は案外、ぐっとくるかもしれない。
私?もちろん、私は使い分けている。いつもの「強いまつげ」もいいのだが、時には「頼りなげな」感じを演出してみるのも、楽しいものだ。
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No.77 「隙」について考える。 (前編) 02.08.27
私が、話を聴いたり、見たりしている限りで、男性というのは「女性の隙」というものが好きな生き物だな、と感じる事がよくある。
例えば、合コン。女性の私達から見て「すごーくきれいだな」と思う女性が、全くもてなかったりする。(これは合コンに限らずのことだが)洋服も素敵でかっこいい、メークも、すんごいきれいで決まってる、でも、あんまりもてない女性、というのは実在する、と思う。
若い頃は、どうしてそんなにきれいな人が、男の人とあまり縁が無かったり、もてなかったりするのか、ちっとも分からなかったのだが、今は少し分かる気がする。
「美しい」「きれい」というのも、度が過ぎると、あまりにも「隙」が無さ過ぎて、声をかけられないのではないか?男性は、本能的にか、それとも日本の歩んできた歴史なのか、女性があまりにも優位(高嶺?)である事を、無意識のうちに嫌っているのではないか?と思うのだ。もちろん、これは、見た目だけの話ではない。精神的に、「隙が無さ過ぎる」という場合は、もっと「もてない度」が高くなりそうだ。
私の知り合いの言っていた、興味深い話がある。彼女は、「合コンマスター」とも呼ぶべき存在なのだが、平常は、フリルなどを使ったかわいらしい、今時の格好をよくしている。しかし、合コンに向う時は、Vネックのカットソーにタイトスカートで行くのだそうだ。彼女曰く「男性は、ちょっとやぼったい、普通の格好のほうが好きだから、わざとそういう格好をしていく」とのことだった。私はこれを聞いて、思わず「うーーーむ」と唸ってしまった。男性心理を良く掴んでいる、素晴らしい先制攻撃であろう。
「隙」というのは、やはり「ほどほど」が良いのだろう。「隙」がありすぎても、なさすぎても、だめな気がする。「男子からもてる」と言う観点で見た時に、ほどほどの「隙」を演じるのは、案外難しそうだ。
しかし、よくよく考えてみれば、何もそこまでする必要というのも無いように思うし、結構面倒くさそうだ。女性の立場としては、「隙」を演じて、男子にもてるより、ストイックなまでに「己の美」を追求していくほうが、かっこいい気がしないでもない。
→後編に続く
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No.76 ごくらく ごくらく 02.08.13
看護婦というのは、職業病的に、「足のむくみ」を抱えている人が多い。もちろん、私もその一人であり、夕方になると、元々太い足が、見るも無残なまでにむくんでしまう。冬になると、「帰りには、ブーツが入らない」など、よくある事だし、今の時期なら、家に帰り着くと、足の甲に、ミュールの跡がくっきりと付き「ボンレスハム」状態のことも、しばしばある(泣)。
で、ここ一年くらい、私の中のマイブームとなっているのが「英国式足裏マッサージ(リフレクソロジー)」である。数年の間に、随分お店も増え、通っていらっしゃる方も、多いだろう。
私と、古くからの友人であるIは、この一年くらい、できるだけ毎月「足マッサージに通う日」というのを設けている。
土曜日のお昼くらいから、どこかで待ち合わせをして、ランチを食べ、軽くショッピングをして、最後に足マッサージに向かう。二人で勝手に「足裏部」と命名し、月に一度の「ごくらく」を満喫している。
さて、今まで行ったことのあるお店の中で、私が最も気に入っているのは、『ボディショップ』のリフレクソロジーである。これは、都内に3店舗しかなく、日比谷シャンテ内と、表参道店、あともう一箇所どこかにある(何処だったか忘れてしまった)。
何がそんなにお気に入りかというと、施術の際に使ってくれるオイルとパウダーが、その日の気分や体調で、4種類の中から選べるからである。今日はすっきりしたいからミント、香りがいいからメロン、はたまた、乾燥が強いからバター系といった具合である。いつも、どれにしようか、本当に迷ってしまう。
そして値段もリーズナブルで、サロン内の雰囲気が静かでよい。最後に出てくるお茶も、美味しくて、なんだかほっとする。「お気に入り」と言ってはいるが、実は、いつもぐっすり寝てしまうので、どんな風に施術されているかは、まことに残念ながら説明できない。ただ、施術したあとは、足が少し細くなっていたりするので、効いている事は間違いないだろうと思う。
お店によって特徴があり、雰囲気も違うので、いろいろな所に行ってみるのが楽しい。ちなみに、お気に入りは「ボディショップ」だが、一番高級感があって、なおかつ効果があったのは「ジュリーク」のサロンであった(ただしお値段がちょっと高め)。ここも、都内には何店舗かあるので、興味があったら、ぜひ行ってみて欲しい
私達の仕事は、「何かをしてあげる」ことが多いので、「人に何かをしてもらう」というのも、なかなか気持ちが良いものだなあ、と思う。精神的に、とてもリフレッシュされる気がするのだ。
それに、「人に何かをしてもらう」というのが、普段あまり無いことなので、とても勉強になったりもする。いろいろ学びながら、良い所はどんどん取り入れつつ、これからも、友人Iと二人っきりの「足裏部」を続けて行きたいと思うのである。
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No.75
オオタ、禁断の世界に突入する。 02.07.19
私には、ここ近年、仲良しになった少し年上のお友達がいる。一人はNさん、そしてもう一人はTさんと言う。
彼女達は、とてもおしゃれで、小気味良く、一緒にいると、私の知らない新しいことを沢山教えてくれるので、本当に楽しい。遊びに行くときは、いつも新しいお店に連れて行ってくれたり、かわいいセレクトショップに連れて行ってくれたりするのだが、今回、彼女達には、ある意味、オオタの人生を左右されそうな、すごいトコロに連れて行ってもらったので、皆様にもご報告しておきたい。
さて「禁断の世界」なんて言うと、なんだか、果てしなくえげつない想像をしがちだが(いや、そんな想像をしているのは、私だけだろうが)、何のことはない。私が連れて行っていただいたのは「下着屋さん」である。
しかし、「下着屋」と一口に言っても、手ごろなお値段のチープなお店から、超高級店まで本当にいろいろある。私が連れて行っていただいたのは、「超」ではないが、高級店であろう。その名は『RYU
de RYU』
そう、あの『RYU de RYU』である。ご存知の方も多いと思う。私も、誰かは忘れたが、女性の書いたエッセイなどで、その名前だけは知っていた。扱う下着の値段が、かなりお高く、また、とても素敵だということも。
高級下着屋さんと知っていて、私としては、すごい所を想像していたのだが、『RYU de RYU』の店内は、とてもかわいらしく、こぢんまりとまとめられており、思ったよりずうっと入りやすい場所だった。
しかし、さすがに「おんなの夢」を扱う場所である。店内に入った瞬間「わあ♪」となってしまった。何がそんなに「わあ♪」だったのかというと、とにかく、取り扱っている下着の色、種類、デザインが豊富なんである。
取り扱っている下着は、多分すべて外国製で、日本製ではあまり見かけない、デザイン、色、レースで埋め尽くされている。店内は本当にカラフルであった。
中には「わー、なんか映画で、こんな感じの見たことあるよー」というような、フリフリのスリップドレスなどもあった。かわいいんである、とにかくかわいいんである。
ただ、一つだけ、困ったことがあった。ここに置いてあるショーツは、ほとんど全て「タンガ」なのである。しかも、布切れがとても少ない。タンガを穿いた事の無い私は、こんなに、まじまじと「タンガ」を見たのは初めてだったので、ちょっと照れてしまった。
さて、その時分、お客は私達3人だけで、二人が試着をしている間、私は「うーむ、これもかわいい」だの「わー、これは色が好き」だの、一人ぶつぶつ言いながら、あれこれと見ていた。Nさんの言により、お互いの試着姿を見せ合うのが定例のようで、私も二人の試着姿を見せてもらった。もちろん、私も2点ほど選んで、試着し、二人に見てもらった。人に下着の試着姿を見せる、というのも少し恥ずかしい気がしたが、いかにも「女子」なこの行動は、とても楽しい経験であった。
ところで、ここの下着たち、デザインは「もう!」という位かわいいのだが、やはりお値段もそれなりに張るものばかりであった。私が購入したものは(もちろん購入した!タンガも買った!!)、とても布切れが少なかったのだが(笑)、上下で2万円台後半!!もした。
しかし、私はその価値を認めて、購入に踏みきった。何せ、デザインがかわいい上に、それを付けると、ものすごーくスタイルが良く見えるんである。
そんなにポンポンは買えないかもしれないが、「少しずつでも増やしていきたいなあ」と思わせるような、下着達であった。きっと、私の性格上、はまっていくに違いない。まさに「禁断の世界」に踏み込んでしまったようだ。Nさん、Tさんには、深くお礼申し上げなければならないだろう。
女性にとって、「素敵な下着を身に着ける」という事は、ある意味、とても贅沢なことのように思える。洋服はそれ程お高くなくとも、高級だったり、お気に入りの下着を見に付ければ、とても幸福になれる。やはり女は、単純な生き物であり、こういう時、自分が女でよかったなあと思ってしまう。
そして、自分もそうした素敵で、お値段の高めの下着を見に付けることができる甲斐性を持ったのかあ、と、ちょっとだけ感慨深く思った。(いや、たいした甲斐性じゃないですけどね)
以前、仲良しの男友達Oに、「君は結婚して、もう『勝負』も必要ないのに、下着にこだわるなんて、えらいねえ」みたいな事を言われた。
いえいえ、そういうモノじゃないんですよ。結婚しようが、してまいが、「女が下着にこだわる」、これは未来永劫続く、「女なればこその、シアワセ」なのです。皆さんも、そうおもいませんか?
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No.74 「おんなは30から」という理論 02.07.10
この春、私は、めでたく30歳を迎えた。いや、めでたいかどうかは、分からないのだが、とにかく「おおだい」に突入したのである。
30歳になるまでの、3ヶ月ぐらいは、非常に鬱々とした気分であったのだが、誕生日の朝を迎えたところで、特になんの変わりもなかった。「なーんだ、こんなもんかあ。」と、元気に病院へ向かったのを、覚えている。
25歳ぐらいから、30代突入の朝を迎える日までの私は、いつも何かに迷っていたように思う。それは、仕事であったり、女性としての生き方であったり、様々な事柄だった。
20代後半というのは、女性として若くもなく、「かわいらしさ」で売るには、もう無理がある。かと言って、女性として、自信のある生き方を見つけられているかというと、そうでもない。自分に自信が持てないし、「人生の厚み」になる何かを、確信して持てている訳でもない。要は、全てが中途半端なのである。
全ての女性が、そうだとは思わないが、私はそんなことを考えながら、よく分からないけど「自分といえる何か」を見つけるのに、必死だったように思う。
で、「おんなは30から」という、非常に都合の良い、自分勝手な持論が登場するのだが、私の場合、何故か30歳を迎えた朝に、そういうドロドロとした葛藤が、スルッと体から抜けていったのである。これは一体どうしてなのか?自己分析してみると、やはり「30歳になったから」しか、理由が思い当たらない。人は、その状況を「開き直り」とも呼ぶが、自分のそうした単純な性格を、幸運に思う。
30歳になったところで、何が変わったかというと、本当に何一つ変わっていない。20代の頃の私の中では、「20代」というのと「30代」というのでは、かなり大きな差があるように、思い込んでいた。「30代のおんな」というモノに、「もう若くない」といった、いろいろな暗いイメージを勝手に持っていたのである。
しかし、考えてみたら、たった一日ぐらいで、人間がそうそう変わるわけはないし、考えているのと、なってみるのは、大違いであった。20代の頃より、吹っ切れた分だけ、今の方が、毎日が楽しいような気さえする。
私は、これからの10年間、つまり「30代」の私の人生に、どんなことが起こるのか、本当に楽しみでしょうがない。20代の私には体験できなかった様々なことが、きっと体験できるのだろう。社会的にも精神的にも大人になった分だけ、20代の頃より、女性としての楽しみも増えそうだ。
「おんなは30から」今は本当に実感としてそう思う。もちろん、異論を唱える人々は、沢山いるだろう。けれど私は、「もう、私は若くないんだ」なんて、自分自身に「呪縛」をかけるような事はしたくない。これからも、ただ、女性として生きる事を楽しんでいきたい。私は私の道を楽しむだけなのだ。
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No.73 母と娘 02.07.02
トラクリには、母娘で通ってきているという方が、かなり多くいらっしゃる。大抵は、娘さんが先に通い始め、お母さんが娘の変化を目の当たりにして、「それじゃあ、自分も…」と腰を上げるケースが多いようだ。
こういう事は、やはり、若い世代の方々のほうが、行動力があるので、当然ともいえるが、稀には、お母さんのほうが積極的に探して、というケースもある。
もちろん「悩み」は、母→しみ・たるみ・しわ、娘→にきび・スキンケア・脱毛、とそれぞれだが、女同士分かり合える、という部分は大きいのだろう。「母娘で、それぞれの治療効果を、競い合ってるのよ。」なんていうお話も、よく聞く。
ある日、母娘とも、ピーリングをしていた患者さんの、お母様の方とお話をしていると、「この間、娘に『ママ、最近きれいになったねえ。ピーリングの効果だね。』と言われたのよ」と、とてもうれしそうに、おっしゃっていた。本当に、ニコニコとうれしそうに話していて、聞いている私のほうも、ニコニコしてしまったほどだ。
母と娘というのは、近すぎる同性である。近すぎる故に、けんかもするけれど、そんな風に美容について話し合える母娘関係って、いいなあと思う。もちろん、近すぎる同性である娘は「ママ、何その洋服、ヘン!」なんて、思いっきりキツイ事を言ったりもするのだが、それでも、母娘で美容やファッションの話をしたりするというのは、そのお宅のやさしい雰囲気が出ていて、とても良いと思う。
私の家では、母とファッションの話は良くするのだが、娘がこういう仕事についているにもかかわらず、私の母は、美容やスキンケアについては、全くの無頓着という人なので、残念ながら、病院での治療などについては、ほとんど話をしたことがない。聞いてくれれば、いくらでも、いろいろ教えてあげるのに、と、いつも思うのだが、まあ、関心が無いのでしょうがない。
なので、「母娘でトラクリに通っている」というお話を聞くと、時々うらやましくなってしまうのである。
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No.72 憎むべきは毛穴 02.06.21
今年もまた、ジメジメと蒸し暑い季節がやってくる。乾燥肌の皆さんには、喜ぶべきこの季節も、私の様な、オイリードライスキンで、毛穴の広がっている者には、本当につらいばかりの季節である。
もちろん、ケミカルピーリングも、クリスタルピーリングも乗り越えてきているので、以前に比べれば、にきびもできにくくなったし、毛穴も、多少なりとは目立たなくなった。
しかし、以前、自分自身のクリスタルピーリングを終えた後、それでもやはり毛穴が気になるので、先生にマイクロスコープで診てもらうと、返ってきた答えは「太田さんは、毛穴が太いんだね。かなり削っても、目立たなくするのは、大変かも」というものだった。
「がーーーーん。私の毛穴は、太いのか。」初めて知ったこの事実に、私が相当のショックを受けたことは、言うまでもない。そうか…どうりで治療してもなかなか良くならないし、毛穴も隠しづらいはずだ…。
私はこの季節になると、ほとほと困ってしまう。毛穴なんて嫌いだー。いや、もう、この長き「戦い」により、私は毛穴を憎んでると言ってもいい。
そしてそれでも、否応無しに、毛穴の開く季節はやってくるのだ。
さて、そこで今回は、先生に「毛穴が太い」と称された太田がお奨めの、夏の毛穴対策・メーク用品についてお話していきたい。ピーリング治療に通っている患者さんにもお奨めして、ご好評を頂いているものも多いので、私の様に毛穴の目立つ皆様は、是非参考にして頂きたい。
まずは、「下地」モノから。これはいろいろなメーカーから、いろいろなものが出ているので、「これ!」と言うのが、なかなかに難しい。
私が試した中で、最も強力な効果があったのは『スマッシュボックス・アンティシャイン』であった。これは、ソニプラなどで購入が可能で、かのマックスファクターの孫が作ったという化粧品である。凹凸を埋める効果も高いが、マット感を持続させる効果もかなり強い。ただ、伸びが悪いので、この手の物をあまり使ったことのない方には、慣れるまで少し使いづらいかもしれない。
使いやすさで言うと、『エテュセ』の毛穴用下地(すみません。正式名称を忘れました)がなかなか良い。少し持ちが悪いのが難点ではあるが。また、下地ではないが、イプサの毛穴隠しファンデ(これも、名前は忘れた)も優秀である。初めて使った時には、その効果に驚いたが、やはりこれも非常にテクニックの必要なモノなので、使いづらいかもしれない。
今までは、単純に凹凸を埋めるものを、ご紹介したが、今度は「色」でごまかすタイプをご紹介しよう。
「色」で、ごまかす時に重要なのは、「偏光色」である。白っぽいパールの下地もツヤが出て、きれいだが、これは一歩間違うと、逆に毛穴が盛大に目立ってしまう事がある。で、「偏光色」なのだが、色的には、淡くピンクがかっていると、毛穴も目立たず、ツヤも上がってきれいだ。ちなみに私のお気に入りは、『カルディナーレ』の偏光系下地で、色は確か「オーロラ」と書いてあったと思う。これも、ソニプラで購入可能で、値段もそれ程高くない。
そして、最後は「パウダー」である。これも、かなり重要な役目を果たす。「毛穴を隠す」事で、私が絶大なる信頼を寄せているのは、『パラディオの米パウダー』だ。これは、いい。本当にいい。とにかく、超マットな仕上りになるし、(付けたては、かなり白っぽいが)時間が経つと、透明感が出てくる。しかも、崩れにくい。値段も確か、1800円位で、パウダーにしては安い。パフ2枚に、しっかり揉み込んで、付けていくと、こんな私でも、かなり、毛穴を抑えられる気がする。これは、ビーナスフォート内の『オティモ・ヴィヴォ』というショップで売られている。ネットショップもあると思う。
さて、これだけいろいろと化粧品を書き連ねてきたが、実はもう一つ、作り上げたメークを崩しにくくする「秘策」がある。簡単な事なのだが、とっておきの方法だ。これが、多分患者さんには最も好評な方法だろう。
それは、ベースメイクのみを終えた段階で(つまり、パウダーファンデか、リキッド+パウダーが付け終わった段階で)、上から、ウォータースプレーをたっぷりかけて、ティッシュペーパーで、かけた水分をしっかり押さえて取る、という方法だ。
非常に単純な方法なのだが、これが本当にいい。「せっかく隠した毛穴が、汗や皮脂で崩れる」のを、かなり遅らせてくれる。これは、本当に皆さんにお奨めしたい方法だ。ただし、乾燥肌の人は、乾燥が強くなる恐れがあるので、気をつけていただきたい。
ここまで、いろいろな化粧品、方法をご紹介してきた。もちろん、言うまでも無く、これらは、「私の肌に合う」方法なので、どなたにでも合う訳ではない。使用などに関しては、十分ご注意いただきたい。
いよいよ、暑い季節が迫ってきた。これからも、いろいろな方法を開拓して、「涼しい女」を目指していきたい。
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