No.111 [自分好き]でいこう! 04.12.20

先日、大変仲良くさせていただいている患者さんとお話していると、『太田さんって、[自分好き]だよねえ。』と、しみじみと言われた。この話、前後関係をお話しないと、なんだか、私が、ものすごくナルシストみたいに思われてしまうかもしれないが、もちろんそういう意味ではない。

その患者さんが言ってくださったのは、「自分が好きで(くどいが、ナルシストではない)、その為の努力をするのが好き」という意味合いである。そう言ってくださったご本人も、自分で相当の[自分好き]を認めている。

[自分好き]という言葉に、これを読んでいる皆さんが、どんなイメージを持たれるか、わからないが、私はいつも、この言葉をいい意味で使っている。

私を含め、多くの人々が、心の中で、自分を好きな気持ちと、嫌いな気持ちを持っている。その割合というのは、日々刻々と変化しているものだが、自信を持って自分が好き、と言える人は少ないだろう。私自身は、[自分好き]な気持ちを、できるだけ増やしていきたいと、常に思っているが、実際には、それがそんなに簡単ではないことも、よく知っている。

女性の場合、特に容姿の問題が大きく関わってくる。私自身は、自分の容姿が「いけてる」とは、とても思えないので、「自分もそう悪くないな(=好き)」という割合は、当然低くなってくる。体格がやたらいいのも、いやだし、にきびができやすく、毛穴が大きい肌質も、がっかりである。「世の中不公平だよな…」と意味もなくへこむことも多々ある。それでも、やっぱり「もっと自分自身を好きになりたいな」という気持ちは、常に持ち続けているのだ。

では、そんな自分を変えるためには、どうするか?努力するしかないのである。

がんばって肌の手入れもして、少々疲れていても、トレーニングに向かう。それは、本当に微々たる成果しか結ばないこともあって、時々は疲れてしまうこともあるのだが、それでも、やっぱり、がんばりたいと思うのである。そして、それほど大きな実を結ばなくとも、やっぱりがんばり続けてしまう自分は、決して嫌いではない。前述の患者さんは、多分、この部分を汲んで[自分好き]と表現してくださったのだろう。

私は、私をもっと好きになりたい。ここに通ってくる患者さん達にも、もっともっと自分を好きになってもらいたい。来年も[自分好き]をモットーにがんばっていきたい!と思う、この年の暮れであった。

目次へ


No.110 やっぱり痛い…ミヤクリ最新治療機器事情(後編)

さあ、ヤグの記述で気持ちがすっかり萎えたところで、「とり」の治療にいってみよう。最後は、カーボメッド!

これも非常に新しい治療である。詳しくは、先生の説明を読んでいただきたいのだが、簡単に説明すると、皮下の脂肪層に針を刺し、炭酸ガスを注入して、サイズダウン(=やせる)を図るというものである。既に他院でも治療が始まっており、ご存知の方もいらっしゃるかもしれない。

説明だけ聞くと、夢のような治療のように思えるが、もちろん大幅に痩せるというような事はなく、当院での治療経過を見る限りでも、「ほんの少ししまる」といった程度である。しかも、効果は「どこの部位に治療するか?」で、結果に相当の差があるようだ。

導入したばかりの頃は、テストということで、スタッフ全員で、注入を行ってみた。体のサイズダウンに効果があるという触れ込みだったので、腹部、臀部、もも、ふくらはぎ、腰部、二の腕、顔など、とにかくいろいろな部位に注入してみた。この最初の注入で判ったのは、顔の注入はあまり痛くないという事で、裏を返せば、体の注入は痛いということである。

では、どこが、どのように痛いのか?詳しく説明していこう。

まずは、顔の場合。これは、痛みというより、圧迫感と違和感である。頬から細い針を刺して、注入していくのだが、針を刺す痛みはほとんどない。しかし、注入時間4〜5分の間に、あっという間に風船のように頬が膨らんでいく(注入直後の私の顔は、往年の宍戸錠のようだった)のが、少しだけコワイようだ。痛みの感じとしては「おたふく風邪」が近いだろうか?注入後は2〜3日、耳が聞こえにくい感じがしたり、口が開けにくいこともある。

元々の顔の形にもよるようだが、1〜2週間に1度の割合で3回程度注入すると、ほんの少し頬にすっきりした感じが出てくる。

しかし、面長の人には、あまり効果がないようで、面長のスタッフがテストをしてみたところ、全くと言っていいほど変化がなかった。やはり、丸顔の人のほうが、効果があるらしい。この、顔の治療だけは、現在実際に行われ、効果が出ている。

現在、身体に関しては、大きな効果が確認されていないため、実際の治療には導入されていない。しかし、身体のテストを受けた私としては、これまでの苦痛を伝えないわけにはいかない。身体の注入は本当に痛いのである。

私の主観ではあるが、痛い順に並べるとすると、臀部→太もも→腹部→二の腕→腰部の順になる。私は体験していないが、他のスタッフの意見によると、さらに痛いのは、ふくらはぎであるそうだ。意見を総合すると「下半身がより痛い」と言えるだろう。

では、太ももの注入を例に挙げてみよう。太ももの場合、注入される炭酸ガスの量は、単純計算で、顔の10倍である(顔は両頬、太ももは片足での計算)。それだけでも、十分痛いのがわかっていただけると思うのだが、実際の注入はこんなものではない。

一回の注入には、片方の太ももで、5〜10分程度かかる(時間は注入量による)。私の場合、片足で、600ccの炭酸ガスを5分程度で注入していた。注入の際は、歯科で使うような非常に細い針を使用するので、針が刺さるときの「ちくっ」という痛みは少ない。しかし、ここからが本番である。

この治療、ガスの注入中が、とにかくずーーっと痛いのである。痛みの感じを何に例えると、わかりやすいのか、考えてみたのだが、一番ピッタリくるのは『長い針で皮膚の下をぐりぐりかき回されている感じ』である。我ながら、なんと破壊力の強い表現をしてしまったのだろう…。自分で書いていて、ちょっと嫌な気分になってしまった。

元々、隙間のない場所に、ガスを注入していくのだから、多少痛いだろうということは、予測していたのだが、まさかこれ程とは…。しかも、注入中に、脂肪層がメリメリ剥がれていく感じが、なんとなく判るのも、なかなかに気持ち悪い。

テストなので、治療は頻繁にしなければならず、それでも「これでサイズダウンできるなら!!」と、がんばっていたのだが、毎回の治療中は、言葉を発する気力もなく、いつもぐったりしていた(これは私だけではなく、スタッフ全員である)。

さらに付け加えると、テストは、トータル16回も行ったのだが、なんと!太もものサイズは、1ミリも細くならなかった。セルライトが少なくなるのか、脂肪を掴んでみると、ほんの少し柔らかくなったな、と感じただけである。注入回数が足りなかったのか、元々効きにくい体質だったのかは、定かではないが、あまりにもムゴイ話である(笑)

これだけ書いてしまうと、本当に、治療を受けることに、恐怖感を感じると思うのだが、顔の注入は前述したとおり、それほど痛くないので、ご安心いただきたい。挑戦するかしないかは、あなた次第である!

目次へ


No.109 やっぱり痛い…ミヤクリ最新治療機器事情(前編) 04.10.28

 最近、日記読者の患者さんから声を掛けていただくことが多い。「今度はいつ更新ですか?」という非常に耳の痛い話も多いのだが、「この話が面白かったよ」と、感想を教えてくださる方もいて、非常にうれしい限りである。

その中で、ずいぶん前に書いた話にもかかわらず、いまだに人気があり、よく質問されるのが、「これは痛いぞ選手権!」というお話である(まだ読んでいない人は今すぐ読むべし!)。どの方と話をしていても、一番盛り上がるのが、「この治療痛いよね〜」という話であるような気がする。やはり、みなさんが、もっとも気になるポイントなのであろう。

私は、痛いことがとにかく嫌いだ(好きな人もいないと思うが)。しかし、仕事の性質上、またこの日記を書いている責任上、「私には痛みをリアルに伝える義務がある!」と、勝手に思い込んでいる(ややマゾ傾向か?)。そこで今回は、前回お話したメディを含め、ミヤクリ最新機器の「治療時の痛み」について、詳しくお話していきたいと思う。今回も「よりリアルに!」をテーマに、突っ走ってみよう!

まずは、メディラックスからはじめてみよう。

これは前回すでに詳しく述べているので、機械、治療についての説明は省くが、「痛み」に関して言うと、「イエロー」と「グリーン」では、痛みにはかなりの差がある。通常「はり」を出す目的で使うイエローは、強い痛みはなく、ちょっと熱いという感じである(まれにすごく痛いという方もいる)。

しかし、グリーンの方は、しみとりレーザー並みの痛みで、輪ゴムでバチッとはじかれたような痛みと衝撃がある。グリーンの方は、1回の照射面積が1c?強と小さいので、ほほ全体だと、何回も照射しなくてはならない。これがちょっとツライ。照射後は1〜2時間ほど軽いやけどの時の様に、ひりひりした感じが残る。

この治療、「痛い」と言っても、この程度である。私自身も受けてみたが、「まあ、こんなもんでしょう」という感じで、痛いことは痛いが、驚くほどではなかった。

さて、次はみなさんも興味を持っていることでしょう、ヤグレーザーである。

これは、当院に導入され、治療が開始されたのが9月頃という、非常に新しい治療機器である。肌にはりを出す、毛細血管を焼く、また脱毛などの治療として使われているが、まだまだ未知数の器械なので、これから新しい治療方法が確立されていくかもしれない。効果に関しても、どの程度かは、はっきりしたことが言えない。

現在、当院で使用されている脱毛用のレーザーと同じメーカーの器械で、照射したときの衝撃感は、冷却ガスが出る点など、脱毛レーザーと似ている。しかし、痛みに関しては、ヤグレーザーの方が、数段上である。

ヤグレーザーは、脱毛レーザーとは、痛みの質がかなり違っている。脱毛レーザーというのは、弾ける様な(=輪ゴムではじかれる感じ)痛みだが、ヤグは、骨に響くような硬い痛みである。どう表現するのが適切か、スタッフとも話してみたのだが、スムースビームや、Nライトレーザーに痛みの感じが似ているのではないかという意見もあった。ヤグもスムースもNライトも、全て皮ふ表面ではなく、深い部分に熱を与えるレーザーであることが共通しているため、痛みの感じが似ているのかもしれない。

念のため、経験スタッフに「ヤグ照射はどうだった?」と聞いたところ、全員が『すごく痛い!!』と言っていた。私自身も、すごくニガテな系統の痛みであり、照射中は、あまりの痛さに「痛い〜!」と声を出す余裕さえもない。テストの為の照射は続けているが、できればあまりしたくない治療である。

→ 後編へつづく
目次へ


No.108 メディラックスは救世主となりうるのか? 04.09.30

ここのところ、ミヤクリは新しい治療器の導入ラッシュである。先生の説明のページや日記の中にも、すでにそういった治療器の話が書かれているので、興味を持っている方も多いだろう。もちろんスタッフは、例のごとく実験を開始している。私も、メディラックスプラス、カーボメッド、ジェントルヤグレーザー、3つの実験をしており、経過を観察中である。それぞれ書きたいことは、いろいろあるのだが、今回は結果と経過がある程度しっかりわかってきた「メディラックスプラス」について、お話していきたいと思う。

メディラックスプラス、長いので略して「メディ」。これは、分類としては、レーザーではなく、光治療器である。よく「レーザー」や「光治療器」という表現を聞くと思うのだが、これらの違いは何なのか、みなさんはご存知だろうか?

簡単に説明すると、「レーザー」は「光が直進に進むもの」、「光治療器」は「光が拡散するもの」というふうに、分けられる(かなり乱暴なわけ方だが)。レーザーは、赤なら赤、黒なら黒というふうに、反応するものが決まっているので、しみ、しわなど、ある一定の物に、効果がはっきり現れるものが多い。

それに比べて、光治療器は、一定のものだけでなく、しみやしわ、皮ふの張り感など、全般的に「なんとなく効く」というような効果である。この「なんとなく」というのが、クセモノで、効果があったのかどうかが、わかりにくい治療である。光治療器といえば、今まで一番有名なものは「フォトフェイシャル」であるが、これは出力が弱くて、効果はいまいちだったらしい(実体験ではなく、患者さんから聞いた話)。

メディラックスの良い点は、この出力が、以前の光治療器に比べて、強いということだそうだ。つまり、効果が期待できるということである。しかし、この手の治療には、異常なまでに疑い深い私である。「光治療器で、全体的になんとなく…」そんなもの信じられるか!と思いながら治療を開始した。

さて、では実際の治療と経過についてお話していこう。

メディは光治療器であるが、治療感覚はレーザーとほとんど変わらない。治療中は、かなりまぶしいし、けっこう痛いのだ。メディには二種類のアタッチメントがあり、一つは「イエロー」と呼ぶもので、肌の張り感、滑らかさを出す。こちらは、まぶしいが、あまり痛くない。もう一つ「グリーン」と呼ばれるほうは、しみや毛細血管の透けている赤みなどに効く。こちらは、かなりまぶしいし、レーザー並みに痛い。

一回の治療時間は5分くらいなので、痛いと言っても我慢できないほどではないし、治療後も赤くなるが、半日程度で引いてしまう。ただ、しみだけは焼け焦げたようになり、焦げた跡がとれるのに、1週間弱くらいかかる。しみとりのレーザーを照射したあとのような感じになるが、しみとりレーザーを照射した時のように、照射部位に、薬や紙テープを貼らなくてもいいので、治療後のケアが楽である。

治療は月1回で、3回行う。

しみや、ほほの毛細血管が透けているものは、1回でも効果の出るものもある。しみとりレーザーの様に、すっきり取れるという感じではなく、少しずつ薄くなるようで、一度色が取れたところで、そのまま色が取れるものと、また元に戻ってしまうものがあった。しみとりレーザーと違って、ごく薄いしみにも反応できるのだが、薄いものは、やはり色戻りしてしまう確率が高いようだ。

肌の張り感は、1回ごとの効果はあまり判らず、実感できるようになったのは、やはり3回終了してからだった。しかし、「なんとなく」化粧のりが良い、「なんとなく」張りが出ている、というレベルで、念のため、私はイエローのみ5回照射したが、3回以降の変化は、ほとんど判らなかった。

他のスタッフの意見も同様で、「なんとなく」良くなっている実感があり、いつも辛口なスタッフ達が(私も含め)、全員口を揃えて「これはいいかも」と言ったのには、少々驚いた。全員が全員とも、「光治療器なんて効かない」と高をくくっていた所為であろう。この治療、劇的ではないが、私が考えていたよりは、ずっと効果のあるものであった。

また、一つだけ特筆すべき点は、この治療、肝斑にも効果があるようだ、ということである。一般的に、肝斑には、レーザー系の治療は禁忌というのが、ルールなのだが、これには、私達もかなり驚いており、患者さんでも、かなり薄くなった方がいた(きれいさっぱり取れるわけではない)。治療回数は、通常のメディより必要だが(5〜6回位は照射するようだ)、それでも肝斑に効果があるというのは、非常に珍しいものであると思う。

薄いしみや肝斑にも効果があるというメディラックス。今まで、レーザー系治療(レーザーではないが)の対象にならなかった人々の、救世主になるかもしれない、と思っている。今後が楽しみな る。


No.107 あれから3年。 04.08.20

いやー、本当に暑い毎日が続いています。みなさんいかがお過ごしでしょうか?
私など、こう暑い日が続くと、仕事以外では、本当にやる気のない毎日を送っておりまして、通勤時なども、「いったい、これからどこに遊びに行くんだ?」という様な、ゆるーい格好で、新橋を歩いております。「なんか、とっても浮いてるわあ…」と感じることも度々なのですが、こればかりは、制服のある仕事の特権です。すかすか、すーすーの格好で、なんとかこの暑い夏を乗り切りたいと思うのです。
「すかすか、すーすーの格好」と言えば、避けて通れない話題は、「脱毛」でありましょう。露出の多いこの時期の服装、やはり脱毛なくしては、語れないと思うのです。

最近は「病院でのレーザー脱毛」の治療を受ける方が、本当に増え、「レーザー脱毛なんて当たり前」という風潮になってきたように思われます。もちろん、私自身もすでに、脇、ひじ下、ひざ下、Vラインの4ヶ所のレーザー脱毛が終了しており、終了から3年くらいが経過しました。以前、この日記を書き始めて間もない頃に、脱毛中だという事を、書いていましたので、随分時間が経ってしまいましたが、今日はその後の経過について、お話していきたいと思います。

では、まず簡単に「レーザー脱毛」についておさらいしておきましょう。
 レーザー脱毛は「黒(メラニンの色)に反応するレーザー(当院ではアレキサンドライトレーザーを使用)を使い、毛周期に合わせて照射し、毛に熱を与えて、毛根を破壊する」治療です。うぶ毛にはほとんど効果が無く、ある程度、処理が必要ない状態になるまでに1年ぐらい(治療は2ヶ月に1度)かかります。
 よく、「永久脱毛」と書かれている広告を、見かけますが、永久かどうかは判っておらず、うぶ毛〜細い毛は、かなり残ります。

 それでは、私の経過と現状をお話しましょう。私は、すべての箇所の治療に1年ちょっとの時間が(回数にして、7〜8回)かかりました。これは、多くの患者さんを見る限り、ごく一般的な回数と期間だと思われます。
脇とVラインは、治療終了後には、うぶ毛より少し太い毛が4〜5本残っていました。この残った毛は、その後レーザーを何回か照射してみましたが、変化無く残ったままでした。上に記したとおり、レーザー脱毛は、全く毛が無くなるものではないので、この結果は当然ですが、いろいろな患者さん達の結果と比べても、私自身の最終結果は、かなり良いほうだと思われます。
 ひざ下、ひじ下に関しては、脇などに比べて、面積が広く、元々の毛も細いので、最終的に残る毛の量も、もう少し多く、遠目ではわからないけれど、よく見ると、結構な本数の毛が残っています。これで、正常な最終結果なので、ずぼらな性格の私は、少しくらい毛が残っているところで、全く気になりませんが、ちょっと気になるという方も、いらっしゃるようです。「レーザー脱毛」というと、終了後は「つるつる、すべすべ。1本の毛も残らない」というイメージがありますが、実際には、たまに処理が必要というくらい毛が残ってしまう方も多いのです。

 治療終了後は、ずぼらな性格のためか、「むだ毛のお手入れ」らしいことは、ほとんど全くしていません。半年に1回くらい、ふと気が付いたら、目についた毛を、はさみで切っています。基本的に、日常生活の中で「むだ毛」について考えることは、全くありません。多くの患者さんも、治療が終盤になると、毛の処理のことなど、ほとんどの方が、忘れてしまっているようです。それは治療から3年が経過した今も、変わっておらず、時折、思い出したように「毛が生えないって、素晴らしいわあ」と思うぐらいのものです。
 
 ところで、脱毛治療の処置をするうちに、ひとつ面白い事に、気が付きました。
 それは、「年齢が若いうちの脱毛は、効果が悪い」ということです。当院では、いろいろな年代の患者さんが、脱毛に通っていますが、若いほど治療終了時に、残る毛の本数が多く、30歳を超えていると、少ないのです。
顕著な例としては、20歳前に脱毛を開始して、レーザー終了後に、元々の毛量の半分近くが、戻ってしまったケースもあります。また、私と同時に脱毛を開始した、6歳下のスタッフは、やはり私より最終的に残った毛の本数が多いそうです。先生に聞いてみたところ、これは、年齢が若いほど、再生力が強い為におこる現象だそうです。あまり、若い年齢での、脱毛はお勧めできません。もちろん、年齢以外にも個人差がありますが、参考にしてみてください。

また、特筆すべきなのは、見違えるほど、脱毛箇所(特に、足と腕)の肌の状態が良くなったという事です。
私の肌は、長年の自己処理が祟ってか、乾燥が強く、毛穴の色素沈着も目立っていたのですが、これらが、かなりの改善を見せました。自己処理で傷んでいた腕や足の皮ふが、乾燥しにくくなり、なんとなく茶色かった毛穴の色素沈着が、薄くなり目立たなくなりました。これは、うれしい誤算と言うか、レーザー脱毛で、毛が無くなってゆくのは、ごく当たり前のことだと思うのですが、肌の状態がこんなに良くなるとは、思っても見ませんでした。これは、私だけに限らず、多くの患者さんから聞かれる現象で、むだ毛の処理の手間と同時に、それに伴う肌のケアが、非常にラクになるという、うれしいおまけつきだったのでした。

多くの患者さんが、当院での脱毛治療を受けていますが、必ずといっていいほど聞くのは、「こんなにラクになるなら、もっと早くに始めればよかった」という言葉です。私自身も、本当に、そう思います。できることなら、是非みなさんに試してほしい治療だな、と思うのです。

目次へ


No.106 オオタソラヲトブ 04.07.07

みなさま、本当にご無沙汰いたしました。私のこと覚えていますか〜?
トラクリ改めミヤクリが開業して、早2ヶ月が経ちました。開業前から今までの数ヶ月、多くの方々から激励をいただき、温かいお言葉もかけていただきましたが、そろそろ「いったいいつになったら、日記を再開するんだ?」「怠けすぎだぞ〜!」という声も聞かれるようになってまいりましたので、重い腰をやっとあげることにしました。
この2ヶ月間、開業とともに、非常に忙しい日々を送ってきましたが、私は、本当にそんなに忙しい日々を送っていたのか?否。実は、ほんのちょっとだけ、日記を書かなくて良い気楽な日々を満喫していたのでした。
じゃあ、この2ヶ月の間で、私はいったい何をしていたか?実は空を飛んできていたのであります……。

それはミヤクリ開業間もないある日のことだった。スポーツクラブ友だちのS氏から、「スカイダイビングを体験してみないか?」という誘いを受けた。S氏がスカイダイビングのスクールに入っているという話は、以前から聞いていたのだが、「なぜ?なぜ私を誘う??」疑問に思いつつ、やるべきかどうか悩んでいた。
実は前々から、ほんの少しだけ「スカイダイビング」なるものには興味があったのだが、「よしやってみよう!」と実行するほどの勇気は、持ち合わせていなかった。今回も「どうしたものか」とかなり悩んだのだが、そんな根性無しの私の気持ちを変えたのは、ふと思いついた、ある人物の言葉である。『飛べない豚は、ただの豚だ。』(Byマルコ、映画「紅の豚」より。実はかなりのジブリファンです。)
そうだ、私は「ただの豚」にはなりたくない。どうせ同じ人生なら「飛べる豚」になりたい。いろいろ考えすぎた私は、結局何が何だか判らなくなってしまい、とりあえず「飛べる豚」になろうと決意したのだった。

その日は、梅雨入り宣言が出された後の、薄曇りでなんだかさえない朝だった。参加メンバーは、前述のS氏のほかは、私を含め、全くの未経験者が4名(女性3名と私の夫)、1度だけ飛んだ経験があり「もう二度としたくない」と言っていたのに、何故か連れて来られてしまったY君という構成だった。
朝早く集合して、埼玉の桶川というところにある、本田空港を目指す。Y君だけは、朝からすでに顔色が悪く、非常に覇気のない感じだったが、後の4人は状況が理解できていないだけに、うきうき遠足気分である。それが異常なのか、そうでないのか全く判らないのだが、私などは、飛ぶことを決めてしまってからは、逆に全く緊張感がなくなってしまい、ただただ、楽しみなだけであった。

現場に着いても、つなぎを着せられても、なんだかすごそうなハーネスのような器具を付けられても、挙句には、セスナで上空4000mに運ばれても、一向に緊張感がわかない。さて、実際にセスナから飛び降りるぞ、という段になっても、何故だか、そこらの塀からでも飛び降りるような、気分のままなのである。もちろん、タンデム(プロの人とくっついて飛ぶ)のせいもあろうが、後で、ビデオを見てみても、全く引きつった顔はしていなかった。たぶん、他の人々は、それなりに緊張したり、恐怖感も感じていたとおもうのだが、私はそういった感覚器官のネジが、どうもゆるいようである。

で、実際のフライトはどうであったか?これは、本当に実に楽しいものであった。「フリーフォール」と呼ばれる、パラシュートが開くまでの、自由落下の感覚(時間にして1分くらい。時速200キロで落下する)が、今までの日常では、全く味わったことのないシロモノで、何人もの人に「怖かったでしょ?」と聞かれたのだが、恐怖感は全くなく、むしろ爽快であった。パラシュートが開いてからも、私があまりにも怖がらないので、ぐるぐると旋回されて、ちょっとキモチワルイ感じはあったが、これもなかなかに楽しい体験であった。
他の経験者も、フライト後は「楽しい!またやりたい!!」と言っていたが、唯一Y君だけは「やっぱり、もう二度とやりたくない」とブルーな顔をしていた。彼は、高いところがニガテだったのかもしれない。

スカイダイビングは、本当に楽しい体験であった。できる事なら、また是非やってみたいと思っている。体験後は、いろいろな人に「怖かったでしょ?」と聞かれたが、私が唯一怖かったのは、『飛ぶこと』ではなく、『日に焼ける事』であった。もちろん帰ってから、その日一日を反芻しつつ、日焼けを恐れて、ビタミンCのパックをした事は言うまでもない。

目次へ


No.105 「肌にやさしい」化粧品のナゾ・2 03.04.23

さて、前回、「肌にやさしい」という言葉の持つイメージについて考えてみたが、今回も引き続き、「イメージと現実のギャップ」について考えてみよう。

まず、今回のキーワードは「自然化粧品」である。
これも、化粧品の本で詳しく調べてみると、「自然化粧品」の定義は、なかなかに難しいものであるようだが、一般的には「天然物」を配合しているものが、そう呼ばれているらしい。確かに「自然=安全」「合成=危険」というイメージは、誰しもが持ちやすいように思われる。
しかし、「合成(人工)=危険」というイメージは、いったい、いつ頃から定着してしまったのだろうか?
探ってみると、どうも、ひと昔前に多く使われていた、石油から合成された台所用洗剤による、手あれに起因しているようである。また、現在の製品と比べると、昔のものは、製造方法が、粗雑で精製が不十分な物もあったようで、その頃から「合成=石油=危険」というイメージが出来上がってしまっているようだ。
ところで、皮膚科治療などでも良く使われ、低刺激な保湿剤として、知られる「ワセリン」が、実は石油から精製されて、作られている成分だということは、案外知られていない。私たちの治療の際にも、非常によく使用される物質である。この辺りを考えてみても、やはり「合成=危険」というのが、なんとなく作り上げられたイメージでしかないことが、理解できるだろう。

では、実際に「自然=安全」と言えるのだろうか?もちろんこれは否である。
天然の成分というものは、そのままの状態だと、有効成分以外にも、夾雑物が混じっていることも少なくなく、それがアレルギーの原因になることもあるのだ。
現在の製品は、安全性について厳しく問われることが多いので、もちろん天然成分がそのまま使われることは少ないはずで、実際には、天然の良い成分を、合成したり、加工、精製して使っているはずなのである。

「自然=安全」というのは、明らかに幻想であり、消費者の中で(私も含めて)、勝手に作り上げられてしまったイメージに過ぎない、と私は思う。現在の化粧品製造の技術というのは、非常にレベルの高いものであり、むしろ、ナゾの天然成分を使用するよりは、合成されたものを使用するほうが、安心な気がする。

ここまでお話を進めてきて、自分自身も、随分イメージに振り回されてきたことがわかる。最後に、もう一つ、キーワードを考えてみよう。
最後のキーワードは「植物性」である。これは、上記の「自然化粧品」とも関連のある話である。
よく巷の化粧品で「植物性」や「植物由来成分」という表現を見つける。確かに「なんか、肌にやさしそう」という感じがする。しかし、これも、もう少し詳しく調べてみると、イメージでしかないことが判る。
「植物性=安全」のイメージが出来上がったのは、やはり、ひと昔前の台所洗剤の原料が石油で、現在使用されている原料の多くが植物油脂であることが、起因しているようである。前述したとおり、確かに石油が原料の台所洗剤は、手あれを起こしやすかったようだが、だからと言って、これがすべての化粧品にも当てはめて考えられることではないのは、ちょっと考えてみれば、わかる。つまりこれも、「なんとなくのイメージ」なのである。
また、これは友人から聞いた話なのだが、アトピー性皮膚炎である、彼女は、植物成分配合の化粧品を使うと、ひどくかぶれることがあるそうだ。
考えてみれば、野山などに行って、草木にかぶれるというのは、よくある話である。誰もが、と言うことではないだろうが、極端なことを言えば、うるしにかぶれる人がいるように、植物成分配合の化粧品にかぶれる人がいるのも当然である。このことから考えてみても、「植物性=安全」というのが、ただのイメージでしかないことがわかる。
これまで、3つの「ハダにやさしい」イメージについて考えてみた。私自身も、いろいろと調べて、目からウロコというような事柄が、今回は多かったように思う。みなさんも同様ではないだろうか?
化粧品業界というのは、本当に情報が多すぎる世界である。何を信じ、何を選択するかが自分自身の責任である以上、正しい情報を得、多くの人に正しい情報を伝達できるよう心がけたいと思う、今回はそんな内容であった。

※すでにみなさんご存知のことと思いますが、トラクリが「みやた形成外科」に生まれ変わります。実は、今回がトラクリから発信する最後の日記です!!お気づきの方も多いと思うのですが、日記の更新が、なかなかされなかったのも、その所為であります(もちろん言い訳ですが)。
今後、当分は忙しい日々が予想されますので、1〜2ヶ月の間、看護婦日記はお休みさせていただきたいと、考えています。再び、ネタを拾い集めつつ、パワーアップして再開したいと思います。みなさま、どうぞご了承ください。

目次へ


No.104 「肌にやさしい」化粧品のナゾ 04.03.30

みなさま、本当に長のご無沙汰でした。こんなに期間が開いてしまって、まだ日記を読んでくださっている方が、いらっしゃるか不安ですが、今回も太田節で飛ばしていきます。今回はちょっと小難しい話。

患者さんや友人、いろいろな人と化粧品について話している時、よく疑問に思うことがある。それは「この化粧品は肌にやさしい」という表現である。
「肌にやさしい」というのは、使いやすい表現だし、ニュアンスとしては、なんとなくわかるのだが、何をもって「やさしい」と言うのだろう?いろいろな化粧品を見たり、聞いたりしてみると、そこには、多くの人が惑わされる、イメージの世界が存在しているように思えてならない。
そこで今回は、この「イメージと現実のギャップ」について考えてみたいと思う。

それでは、「肌にやさしい」という言葉から連想される代表的な事柄で考えていってみよう。

まず思い出されるのは「無添加化粧品」である。よく患者さんから「無添加化粧品を使ったほうがいいですか?」という質問を受けるのだが、返答に困る。
そもそも「無添加」とは、何を指すのか?「アルコール無添加」とか「パラベン無添加」というのは、意味が分かる。しかし、実際には「無添加化粧品」という表現は、よく目にするものだが、何が無添加なのかは、いまいち判らない。

化粧品について調べてみると、一般的には「表示指定成分無添加」のものを、「無添加化粧品」と呼んでいることが多いようである。では「表示指定成分」とは何だろう?皆さんは、この「表示指定成分」が、一体何であるかご存知だろうか?
「表示指定成分」とは、過去に皮ふアレルギー症例が報告された成分のリストから決められている。パラベンが有名であるが、実はそのほかにも102成分がある。現在は、全成分表示が義務付けられている為、表示指定成分という考え方自体が存在していない。

「表示指定成分」という表現を見ると、いかにもアレルギーを起こしそうな感じを受けるが、実際には、表示指定成分以外のものでも、かぶれやアレルギーを起こすことはあるし、表示指定成分で、誰もが必ずアレルギーを起こすわけではない。パラベン(=パラオキシ安息香酸メチル、防腐剤として使われる)の肩を持つわけではないが、パラベンが入っているから、必ずかぶれるわけではないのだ。
つまり、何が言いたいかというと、「指定成分が入っていなければ安全」というのは、錯覚に過ぎず、「(指定成分)無添加化粧品」を盲目的に信じるべきではない、ということなのである。

→つづく

目次へ


No.103 通勤電車の風景 04.02.06

トラクリまでの通勤を、私は電車でしている。毎朝、非常に混んでいる電車に乗っているので、通勤はあまり楽しいものではない。しかし、大勢の人々が混雑した中に乗り合わせるので、いろいろな出来事が起こる。時には、信じられないような出来事も起こるものである。

もう言われ始めて久しい事だが、電車の中で化粧をする女性というのは、見ている方は、不快である。私はあれが本当にきらいで、当人にとっては、何てことないつもりなのだが、あれを見ていて、気持ちのいい人はいないだろうと思う。
こんなことを言うと、「おばさんくさい」とか言われるのかもしれないが、そもそも、きれいになるための努力というのは、絶対にヒトには見せないのが、「オンナの心意気」だと、私は思う。それをあんなに大勢の人の前で見せるというのは、常識がないというよりは、その人はオンナとしてダメだと思う。マナー以前の問題だ。
もちろん注意などはしない。「この人は、あと何年くらいたったら、この自分の行為を恥ずかしいと思うようになるのかな?それとも一生気付かないのだろうか?」などと考えながら、冷たい視線でじっと見るだけである。

以前、この話で、私が憤慨していると、面白い出来事を友人が教えてくれた。
それはやはり、電車の中でのことだった。友人Hが電車に乗っていると、混み合った車内で、丹念にフルメークをしている女性がいたそうだ。それを見ていた友人Hは、もちろん「あーあ、やだなあ…」と思っていたらしい。その場の空気から、周囲の人々もその様子を見て不快に感じているのが、わかったそうだ。ところが、当の本人は、そんな空気を知ってか知らずか、黙々とメークを続けている。
と、そこでどこかの駅に到着し、降りようとしていたおばさんが、捨て台詞よろしく、メークしていた女性を見て「そんなにメークして、その程度なの?」と、ふんっと鼻で笑って、消え去って行ったのだそうだ。
メークをしていたその女性が、どんなリアクションを取ったかは、不明だが、Hを含め、その場にいた人々は「よくぞ言ってくれた、おばさん!おばさんに一票!!」と溜飲を下げたらしい。すごいおばさんである。

話は全く変わるが、先日ある患者さんから、電車がらみでこんな出来事を聞いた。
それはやはり、通勤の電車内で起こった。
その方は、その朝、非常に眠かった。時々、電車の中でつり革につかまり、立ったまま器用に眠っている人を見かけるが、その方も、つり革につかまったまま、襲いくる睡魔と闘っていたらしい。時々、膝が「かくっ」と落ちてしまったりして(これも良く見かける光景である)、恥ずかしい思いをしながらも、またすう〜っと眠ってしまったそうだ。
と、次の瞬間、また膝が「かくっ」となると同時に、つり革から手が滑り落ちてしまった。そして、そのままの勢いで、目の前の座席に座っていたおばさんに、なんと!きれーにヘッドバット(頭突き)を決めてしまったのだそうだ。
ヘッドバットを決められた、そのおばさんは、笑い転げてしまい(あんまり痛くなかったのだろうか?)、周りも大爆笑で、その方は、本当に「穴があったら入りたい…」という心境であったそうだ。その後、その方が、車内をどんな風に過ごしたか分からないが、心中察するに余りある話である。合掌。

陳腐な言い方だが、通勤電車には、やはりいろいろなドラマが詰まっているようである。むやみに腹を立てたりせず、大きな心で過ごしたいと思うエピソードであった。

目次へ


No.102 クリームお試し日記 04.01.20

年明けのどこかの新聞記事に、「昨年は、例年より富士山がよく見える年だった」という記事が載っていた。原因としては、大気がきれいになっているからという、喜ばしい事実が挙げられるそうだが、それ以外にも、もう一つ原因が考えられるらしい。
そのもう一つの原因とは、大気中の水蒸気が減少している為、ということであった。水蒸気が少ない分、富士山がくっきりと見えていたのだそうである。各地の都市化が進んでいるため、森や木、土が減っている為だそうだ。
水蒸気が少ないということは、地球環境的にも、乾燥が進んでいるという事なのであろうが、そこで私が考えるのは、己の肌の乾燥である。地球規模の話よりは、まずは私の乾燥をどうにかしてくれー!というのが、本音である。
と、話が少々こじつけの感もあるが、今回はこの時期大活躍の、クリームについて、述べてみたいと思う。

「クリーム」と一口に言ってみても、いろいろな種類のものがある。今流行の「高機能クリーム(何らかの特異な効果があるものを指して言う)」も、その一つであるが、基本は何と言っても、「保湿クリーム」であると思う。
そこで、今回はいつもの通り、私のごく個人的な意見にのっとって、いくつかのクリームをご紹介していこう。

まず一つ目は、「ノブ・モイスチュアクリーム。」。これは、保湿剤としての代表格、セラミドが入っている。肌に付けた時の質感は、やや重めだが、べたつくほどではなく、その重さが効きそうな感じでよい。翌朝の肌も、水分がきちんと留まっている感じがする。値段は50g4500円と、ややお高めだが、ドラッグストアで購入できるので、便利である。
次は「アクセーヌ・スキンプロテクターАD」。これは、ワセリンベースなので、クリームと思って使うと、かなり重い感じであるが、ワセリンほどのべたつきはない。スキンケアの最後に付けるとしっかり膜をはっている感じがある。私個人としては、とても好きな質感なのだが、かなり好みの分かれる製品ではあると思う。デパートで購入できる。値段は15gで3000円。
最後にもう一つ、「キュレル、フェイスクリーム・エフェクティブ」も付け加えておこう。これも、主成分はセラミドで、今まで挙げた3つの中では、一番私好みである。まず、特筆は値段が安く、35gで2000円である(私は安いものが好きなのだ)。クリームという割には、使用感がそれほど重くなく、時間が経つと、べたつきはなくなる。翌朝の肌のふっくら感も気持ちいい。クリーム初心者には、入りやすい一品だと思う。ドラッグストアで購入可。
これまで紹介した3つは、トラクリでサンプルとしてもお出ししている(販売はしていない)。
さらにもう一つ付け加えておこう。「アンブリオス・クリーム」である。これは、時々雑誌にも紹介されており、私も雑誌を見て、「良さそうだな」と思い、購入した。海外製品であるが、強い匂い等はない。質感もかなり重いが、本当に乾燥しているときには良いようだ。化粧下地がわりに使えるのも重宝である。値段は確か2500円くらい、ソニプラなどで購入可。

さて、今までは「乾燥性敏感肌」向けのクリームを紹介してきたが、もう一つ、私のとっておき、お気に入りクリームを紹介しておこう。
それは「ジーノ・アミノシューティカルクリーム」。これは雑誌でも良く見かけるので、ご存知の方も多いだろう。その名のとおり、アミノ酸がふんだんに入っているクリームで、その中に配合されているアミノ酸は、20を優に超えていたと思う。しかも製造元は、なんと味の素!それだけでも、効きそうな気がする。
値段は20gで8000円と、さすがに高いが、このクリームは、べたつき感が全くといっていいほどないし、アズレン(非ステロイド性の抗炎症成分・確か植物から抽出される。色がブルー)が入っている為、クリームの色が淡いブルーなのも効きそうな気がする(私は見た目にだまされやすい)。翌朝顔を洗った後の肌のぷりぷり感は特筆もので、うちのスタッフにも勧めてみたら、そのスタッフも、すっかりジーノのファンになってしまった。

最後に、今回の趣旨からは外れるが、最近、面白いクリームの使用テストを行っていたので、ついでにそちらもご紹介しよう。
それは「ZENО(ゼノ)」。名前は聞いたことがなくても、「塗るボトックス」と言えば、お分かりになる方も多いだろう。そう、最近何かと話題の「塗るボトックス」と謳われるクリームである。
これは、もちろん実際にボトックスを塗るわけではなく、クリームの中に、似たような効用があると言われている植物系の成分が入っているらしい。
実際に2週間くらい試してみると、とにかく漢方薬くさい!というのが第一印象であったが、それが「いかにも効きそう」という感もある(私はこの手の事に惑わされやすい)。1週間くらいの使用から、目元の皮ふがすっきりしている感じがあり、顔全体も引きしまっていったようである。ただし、当然ながら「ぐーんと持ち上がる」という様な事はなく、使用を止めると、徐々に元に戻っていった。他のスタッフも、同様の意見であった。

ここに紹介したクリームは、本当にごく限られたものだが、それでも、いろいろな質感、使い心地、効果がある。クリーム選びは、なかなかに難しいものであると感じている。みなさんも、是非クリームを活用して、地球の乾燥から我が身を守って欲しいと思うのである。

※ここに挙げられた商品は、あくまでも私の肌を通しての使用感である。この情報を鵜呑みにせず、使用に際してはくれぐれもご注意いただきたい。

目次へ