入れ墨・tattooのレーザー治療

入れ墨のQスイッチレーザー照射は100発まで300円/発、101発目から100円/発の費用です(税別)。
一部照射をし、結果を確認の上で治療することや、1回の予算を決めて治療することも実施しております。
安心して受診下さい

当院では、2007年7月より、米国で開発された最新のTattoo-Laser Alex Trivantageを使用しております。本邦での最初の導入施設となりました。

入れ墨・刺青(アートメークを含む)がレーザー治療で除去できるのをご存じでしょうか。ただし、全てのものが取れるわけではありませんし、完璧に消せるとは限りません。少なくとも薄くできます。
当院は刺青に対しQスイッチレーザーを中心に照射しておりますが、様々な方法を組み合わせたり等、結果や回数など、患者様のニーズに応じた治療を実施しております。最近では数多くの入れ墨治療を手がけるようになりましたゆえ、できるだけご本人の希望に添えるように考えることを心がけております。

このページでは入れ墨の除去方法について詳しく説明しております。しかし、除去する予定のない人や、これから入れ墨を入れようかなと考えている人も是非この内容を一読下さい。よく雑誌などの広告で言われているようには簡単に除去できるものではありません。全く除去できない色もあります。大変時間もかかります。また、社会的にはまだまだ認められたものではありませんし、就職に制限もあります。結婚前に相手の親に知られたくないとか、子供ができたが子供達とプールに行けない、近所づきあいが上手くいかない、PTAで問題になったなどなど、当院には後悔して、除去を切望される患者様が沢山いらっしゃっています。たったワンポイントでも入れ墨があるとないでは大違いなのです。だからこそ、よく考えるために、是非内容をご理解いただきたいと思います。入れるのは簡単でも取るのは大変なのです(金銭的にも時間的にも)。入れる場合はそれ相応の覚悟をするべきです。昔からのプロの彫り師の人はそう言っていますし、その覚悟を持っているのであれば私自身は入れ墨否定派ではありません。ただ、気軽に、おしゃれ感覚で、などということは現代日本という土壌では考え直した方が良いでしょう。
私自身は、入れ墨の治療法について、各種マスコミでもコメントをし、警鐘を鳴らしておりますが、安易に入れ墨を入れた後に後悔して除去を希望される方が増えております。毎日のように入れ墨の治療をしていて、患者様とお話をして、考えさせられる事も多くあります。入れ墨の治療には費用もかかりますし、根気が必要です。傷跡が残ることもあります。決して簡単なものではなく、ご本人の精神的負担も大きいものです。レーザーは魔法ではありません。よくお考えになって下さい。
当院の入れ墨治療に関するコメントは産経新聞朝刊社会面(2005.4.4)、週刊大衆(2005.10.17)、TV報道番組「今日の出来事」など各種マスコミに掲載・放映されておりますが、事実をよく理解してほしいと切に願います。

さて、本題です。
効果があるのは、まず色調が青や茶色・黒である入れ墨(刺青)です。これはレーザーの反応する色が決まっていることによります。また、レーザーの届く深さには限りがありますから、入れ墨を入れた技術にもよります。深いところまで入っていると取るのに回数もかかりますし、除去しきれないものもあります。入れた色素の材質によっても反応が異なります。また、最初の何回かの治療ではあまり変わらず不安になることもあるでしょう。逆に浅いものであれば1回の治療で劇的な効果を出す場合もあります。
その他の色に関しては、小範囲の赤色も取れることがあります(あくまであり得るというレベルです)が、オレンジや黄色はまず難しいものです。

通常は軽いもので3〜10回程度を目安にしていただきます。プロの彫った入れ墨は10〜20回 かかることも多いので、その点は十分にご理解下さい。この、回数が完全には予想しきれない部分があるため、費用の総額は、途中で減少したり、思ったより回数がかかることもあり、断言しないようにしております。申し訳ありませんが、ご理解下さい。他院で3回で治る、総額何十万と言われていながら、実際には何百万もかかって、取れなかったという話もよく聞きます。それだけ治療回数は予想が難しいのです。

そして、実は最も難しいことに、入れ墨というのは入れる作業そのものが針で皮膚を傷つけています。色が消えるにしたがって、入れ墨を入れる作業で生じている、入れ墨の形通りの白い傷跡が姿を現すこともあるのです(機械彫りでしっかり入れている場合などに多いのです)。色を取るレーザーはあくまで色を取るだけです!白い傷跡を消す力はありません。そのために治療が終了しても、結局形通りに白い傷跡が残ってしまうという結果になることもあります。この場合に、いかに形として軽いやけどの跡のように見せるかというテクニックも必要になります。


当院での治療費用の詳細に関しては、最初の100発までは、レーザー1照射3ミリの円形で300円、単純にそれを何発照射するかです。1平方センチであれば隙間も埋めて12照射程度ですから、約3600円、これが一回あたりの費用です。また1平方センチの範囲全てに色が入っているわけではないでしょうから、色素がその半分の面積であれば費用も半分です。ただし、入れ墨は図柄ですからこのように単純にはいかないかもしれません。さらに、100発を越えるような大きな範囲には101発目から1発100円とさせて頂いております。費用は他院よりかなり抑えているという自負はあります。またこちらの技術的問題で、打ち残しが多少生じますので、治療当日に追加で、小さな打ちむらの斑点の照射も行います。この打ちむら発数が、レーザー照射エリアが円形であるという性質上結構多いのですが、この部分の治療費は頂いておりません。

入れ墨のレーザー治療は高額医療の典型的なものです。本当に申し訳ないと思いますが、ご理解下さい。腕全体などでは総額何百万もかかることも多いものです。

なお、アートメークは範囲が狭いので、経費の関係上、レーザー1発500円とさせて頂いております。

また、回数を経ると、一部入れ墨が除去できた部分も出てきます。この場合は面積が減少しますからレーザー治療の費用もお安くなります。

回数がかかることも多いので、この点はご留意下さい。


また、どうしても除去できない部分は物理的に削ることもあります。これは色に反応するのではない、削るレーザーを用います。全範囲削れば跡がひどく残りますが、小範囲のポイント的であればあまり気にならないでしょう。もちろん、回数をかけられない人の場合は、最初から削るレーザーを併用し、早く除去することも実施しております。削るレーザーはスーパーパルス炭酸ガスレーザー装置を用いており、これはニキビ跡を削るなどにも用いる非常に皮膚表面を均一に削ることのできる装置で、微細なコントロールが可能なので、ただ単に削るよりもずっと綺麗な傷跡になります。入れ墨を除去した後に残った、彫った際に生じた傷跡をぼかすときにも用います。

また、手術による切除も行っております。幅の狭い入れ墨はよい適応です。しかしあまり幅が広い入れ墨の場合は、傷跡が非常に汚くなったり、ひきつれを生じさせるケースがあります。切除すれば魔法のように綺麗になる等ということはあり得ません。傷跡治療の専門医である形成外科医として、美容外科で切り取った悲惨な傷跡を見るたび、症例を選択しなければいけないと痛感します。切除が可能な方にはその旨もきちんと説明します。

治療に用いるのはQスイッチアレキサンドライト+Nd:YAG+KTPレーザーです。これはアメリカではtattoo laserとも言われ、ルビーレーザーなどよりも深くまで届く機械で、現時点では一番有効なものです。2007年7月より、最新型のものを日本で始めて導入しました。米国でシェア首位のレーザーメーカーの機器です。一部機能の開発にあたっては当院が協力をしており、そのため日本で最初に導入していただける運びとなりました。
その作用機序についてですが、シミとほぼ同じ原理です(厳密には多少異なりますが割愛させて頂きます)。特定の色にのみレーザーの光は吸収されますので、ある特定の色にレーザーの光を沢山吸収させ、熱に変えて破壊します(太陽光線を虫めがねで集めると紙などを焦がしたりできるのと同じです)。これで色素のみが破壊されるのです。もちろん、熱発生が色素の範囲内に留まるよう、照射時間はナノ秒レベルです。1週間ほどかさぶたができますが、お仕事を休む必要はありません。かさぶたが生じているあいだはテープやガーゼを貼付して頂きます。

現実的な治療費は、実際に照射してみないと断言はできないので、上記を目安にして下さい。よくサイズを書いて、メールでいくらかかるかという問い合わせを頂きますが、正直に申し上げて見てみないと何とも申し上げられません。実際に照射してみないと分からない部分も多くあります。

これらの不安を和らげるために、通常は初回にご本人の希望する費用上限を設定していただき、その中で照射を行うことも可能です。納得してから広範囲の治療に臨むなどの方が安心していただけると思います(但し広い範囲の場合は100発を超えたら安価になるので、200〜300発は照射した方が良いとお話しはしております)。費用の話は大事です。ですからご本人が納得して、中途半端で治療を投げ出さないよう、覚悟を決めていただくためにも、最初にそのお話はきちんとします。

以上取りあえず大まかにご説明しました。

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