セルリバイブ・W-PRP(自己白血球含有多血小板血漿)注入療法

この治療法は再生医療の一種です。元々は単純な多血小板血漿注入療法として歯科(特にインプラント)や整形外科(靱帯断裂手術時に注入し、傷を早く治す)などで用いられていました。今でも単純な多血小板血漿注入療法(PRP・ACR)が美容領域でも実施されていますが、それと比較し、創傷治癒の重要なキー細胞である白血球を濃縮して含有させることで自己再生力を飛躍的に上げているのが、この新しいセルリバイブ(W-PRP)注入療法です(セルリバイブはジェイヒューイット社の登録商標です)。


従来のPRPは美容として基礎検討されたデータは一切なく、安全性や理論のない治療ということで私自身は半信半疑でしたが、W-PRPは世界で唯一、大学病院にてシワ・たるみに関する基礎検討が行われ、その有効性も発表されています。さらにはW-PRP作成キットそのものは、米国のFDA(米国の厚生労働省)認可、ヨーロッパ医療CEマークを取得しており、安全性の面からも大きな差があります。

この治療は自分の持っている細胞を使用する再生医療の一種で、アレルギーや異物の心配がなく、また赤血球などの内出血を必発させる成分がないために、より安心して治療が出来ます(もちろん絶対に内出血しないという意味ではありません)。

その理論をかいつまんで説明します。
人間の体は傷が生じると出血し、血小板が止血するともに、様々な傷を治す因子が放出、さらには白血球、マストセル、リンパ球などが相互作用のもと、炎症を生じ、傷を修復(コラーゲンが生成)していきます。これを皮膚に傷をつけずに行う治療法がW-PRP療法なのです。血管の外、つまり皮膚の中に血小板と白血球を注入することで、生体内は傷をつけたのと同じ環境に置かれるのです。

従来のPRP注入療法は血小板から放出されるサイトカイン(増殖因子)が正常皮膚を刺激してコラーゲンを増やすというものでしたが、このセルリバイブW-PRP療法は、創傷治癒に重要な役割を担う白血球を取り込み、かつフィブリンネットワークという細胞の土台を組み込んであげることで、コラーゲン増殖刺激が強力に行われるために、非常にしっかりとしたボリュームを出すことができる再生医療です。通常のPRP・ACRとは全くの別物とお考え下さい。

2週間から3ヶ月かけて皮膚の擬似的修復が起こり効果が発現します。通常の傷跡が柔らかくなるように、効果自体は1年ほどで緩やかになっていきますが、傷跡が消えないのと同じく、増大したコラーゲンは柔らかくはなっても完全に消えることはありません。

最大の欠点は効果に個人差があることでしょう。傷の修復力に個人差があるように、どうしてもご自身の細胞の力に差がありますゆえに、効果も一定ではありません。しかし、自己細胞であるということと、長期の効果という意味では非常に良い方法ではあります。

施術に要するお時間ですが、採血をしてから40〜60分程度お待ちいただき(治療希望部位に麻酔テープを貼ります)、その間に注入液を作成、注射ということになります。

なお、この治療法には2種類あります。セルリバイブ(W-PRP)とセルリバイブジータ(W-PRPplus)です。セルリバイブは従来の方法ですが、セルリバイブジータは非常に強い膨らみを生じさせることができる方法です。必要な容量の7〜8割程度注入することで、ほぼ十分な細胞増殖が得られます。*追記開発者との秘密保持契約が締結されたので、ホームページ上では詳細は記載できませんが、細胞増殖因子をある特殊な比率で添加し、安定して効果を出せるようにした最新の治療方法です。2008年の日本形成外科学会でも発表され、脂肪や筋、皮膚、軟骨の細胞まで厚くできる可能性が示唆されました。特別なPRP治療という位置づけで、既存のものと全く異なり、ボリュームを増す最新の再生医療です。国内では開発者より認められた少数のクリニックでのみ治療可能な手法となります。かなり膨らんでしまうので、調整を要する方法ですが、ヒアルロン酸の代わりになるくらいの増殖率を得ることができますので、目の下のくぼみ、法令線などの改善に非常に有効な画期的方法です。欠点は1週間ほど腫れることですが、その後は膨らみが継続し、満足度が高い治療法と言えます。

費用は従来のセルリバイブ(W-PRP)が126000円、セルリバイブジータ(W-PRPplus)が315000円となります。
但しこのセルリバイブジータに関しては表記が定価となっておりますので、当院受診歴のある患者様は実際の
施術費用をご相談下さい。詳細は受診時に聞いていただければ幸いです。

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