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PRP(多血小板血漿)注入療法
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この治療法は再生医療の一種です。元々は単純な多血小板血漿注入療法として歯科(特にインプラント)や整形外科(靱帯断裂手術時に注入し、傷を早く治す)などで用いられていました。
PRPは美容医療において、既に多数のデータ蓄積がある手法で、自分の持っている細胞を使用する再生医療の一種です。よって、アレルギーや異物の心配がないために、より安心して治療が出来ます(もちろん絶対に内出血しないという意味ではありません)。
その理論をかいつまんで説明します。
人間の体は傷が生じると出血し、血小板が止血するともに、様々な傷を治す因子が放出、これが引き金となって白血球、マストセル、リンパ球などが相互作用のもと、炎症を生じ、傷を修復(コラーゲンが生成)していきます。これを皮膚に傷をつけずに行う治療法がPRP療法なのです。血管の外、つまり皮膚の中に血小板等を注入することで、生体内は傷をつけたのと同じ環境に置かれるのです。
2週間から3ヶ月かけて皮膚の擬似的修復が起こり効果が発現します。通常の傷跡が柔らかくなるように、効果自体は1年ほどで緩やかになっていきますが、傷跡が消えないのと同じく、増大したコラーゲンは柔らかくはなっても完全に消えることはありません。
最大の欠点は効果に個人差があることでしょう。傷の修復力に個人差があるように、どうしてもご自身の細胞の力に差がありますゆえに、効果も一定ではありません。しかし、自己細胞であるという意味では非常に良い方法ではあります。
施術に要するお時間ですが、採血をしてから40〜60分程度お待ちいただき(治療希望部位に麻酔テープを貼ります)、その間に注入液を作成、注射ということになります。
なお、当院で2010年初めまでに行っていたセルリバイブ(W-PRP)とセルリバイブジータ(W-PRPplus)に関しては、院長である私自身が少し疑義を感じたので、現在はマイセルACRというキットを使ったPRPに切り替えました。同じPRP治療ではありますが、歴史はこちらの方が古く、その血小板採取量がより確実であり、良い結果が得られているデータも多数あります。
特にセルリバイブジータは、混入する成長因子の濃度とご本人の生体反応の相関での、結果に関するバラツキが大きく、特に膨らみすぎることがあったため、当院の例でも数名が事後に修正を要しました。それゆえにより安全性を確保するため、マイセルACRに変更とさせて頂きました。
費用は1キットが126000円、小範囲の場合ハーフキットでもう少しお安く施術します(眼の下のみなど)。詳しくは診察の際にご相談下さい。
但し、PRPだけではヒアルロン酸と同じような盛り上がりをしっかりと作ることは不十分ゆえ、補助療法として、PRP作成時に得られるPPP(血小板のない血漿)を熱変性させた自己蛋白のみで作成するPPPジェルを注入することもできます。これはヒアルロン酸の硬いタイプやレディエッセのようにかなりボリュームを作ることができますし、全く自己の変性蛋白なので、アレルギーの確率は低い注入剤です。4〜6ヶ月持続します。この場合の追加費用は5万程度です(同時施術の際のみ)。