スカルプシュア

スカルプシュアは世界で初めてレーザーで脂肪組織を減少させることが証明された機器です。当院はアジアで2台目の導入となります。
腹部、脇腹、背中、太もも、お尻、あご下など身体の殆どの部位に対して治療が出来ます。

みやた形成外科・皮ふクリニック 院長 宮田成章

みやた形成外科・皮ふクリニック
院長 宮田成章

防衛医大卒。同大形成外科、札幌医大形成外科、市立室蘭総合病院形成外科勤務の後、美容・形成外科クリニック院長勤務を経て、みやた形成外科・皮ふクリニック開設。

スカルプシュアは、麻酔の必要もなく、軽度の痛みのみで物理的に脂肪細胞を減少させていきます。
既に米国では非常に人気のある機器で、当院で導入している凍結脂肪融解機器ゼルティック社のクルスカと並んで最も有効性の高い機器として評価されています。当院院長は2016年春に開催された米国レーザー医学会に参加し、この機器の最新知見を世界に先駆けて学び、製造メーカー本社を訪問して開発者からのレクチャーも受けてきました。 また2016年7月に台湾で開催された美容系の国際学会IMCASにおいて、世界初のアジア人データ・結果を発表しました。

Nariaki Miyata M.D., Ph.D.
Clinical experience with SuclpSure on Japanese Patients, IMCAS Asia 2016, Taipei, 30th July, 2016.

理論

スカルプシュアは皮膚へのダメージはなく、脂肪を選択的に・広範囲に減少させていきます。レーザーの波長は脂肪への吸収に最適化され、表層は冷却によって保護されます。
140平方センチ(7x20センチ)の広さ、皮下脂肪2.5センチの厚みに対して約45℃に加熱、25分間それを維持させることによって、脂肪細胞がダメージを受け、6〜12週間かけて徐々に排泄されていきます。

この写真はサーモグラフィーという温度を測って色で表示できるものです。このうち、白や赤は高温域、青は低温です、上方に青い突起が幾つか見えるのがスカルプシュアのハンドピースです。装着された皮膚表面は低温で、内部の皮下脂肪のみ高温であることが分かります。

一気に破壊すると、壊死という非常にリスクのある破壊となるため、緩やかな破壊吸収を生じさせる45℃、25分という加熱は安全性が高く、かつ非常に有効です。

レーザーの最大のメリットは選択性破壊です。つまり他の機器と異なり、標的とする組織に吸収され、他の組織には殆ど影響を与えません。シミやアザの治療がレーザーでおこなわれるのは、メラニンに選択的に吸収され、他の組織には影響を与えないためです。これと同様に、脂肪組織への程良い吸収と皮膚全体へ殆ど吸収されない波長(1060 nm)を用いています。

スカルプシュアの特徴

スカルプシュアの特徴は、「レーザーによって選択的に脂肪細胞を破壊する」「25分という時間をかけたレーザー照射によってじっくりと緩やかに安全に脂肪細胞へダメージを与える」という点です。

脂肪細胞のみを破壊する

従来、表面から照射するレーザーでは皮膚への光吸収が生じてしまい明確な効果が得られませんでしたが、スカルプシュアは脂肪吸収に適したレーザー光の照射としっかりとした冷却機能によって、皮膚を保護しつつ脂肪細胞のみを選択的に破壊し、減量させます。

じっくりと緩やかな治療

瞬間的なレーザー光の照射では深部にある脂肪までエネルギーが到達しません。25分間じっくりと照射することでじわじわとレーザーの光熱エネルギーは深部の脂肪まで到達します。また短時間での照射は強い破壊を伴い、周囲へのダメージも強くなりやすいのですが、時間をかけたレーザー照射によってじっくりと緩やかに安全に脂肪細胞へダメージを与えます。

これはいわゆる壊死、破壊ではなく、細胞へ軽い損傷を与え、6~12週間かけて徐々にその機能を失わせていきます。細胞を壊していくアポトーシスという生理的な細胞死に近い作用によるものとされています。
レーザー光の特徴として、脂肪組織に対して表層から吸収されていくため、他の治療法に比較して引き締め効果が高いとされています。加齢によってついてしまった、「たるんだ皮下脂肪」を減量させつつ引き締めていくことが可能となり、ボディラインの改善に優れた効果を発揮します。女性の場合、特に中年以降はどんなにダイエットしても運動しても、引き締まりにくくなります。若い頃のボディラインに近づけるため、脂肪減量のみでなくスタイルを整える作用を持ちますので、痩せ型の人にも適応します。

スカルプシュアの効果

効果として最も優れているのはボディラインを美しく整えることです。加齢によってたるんでいるボディラインを皮膚直下の脂肪を引き締め張りを回復させることによって整えていきます。体重は変わらないのに変化してしまった体型を若返らせ、背中の肉や太ももの肉、はみ出したぜい肉を減少させることが出来ます。若い世代向けに作った服を着ることが出来るようにもなります。1回の施術で変化することもありますが、6週間以上空けて2回以上の施術をおこなうことが効果的です。装着できるレーザー照射部は4つのパーツ・エリアからなり、それぞれ4x6cmの面積で、周囲に熱が波及するため、1パーツ・エリアあたり5x7cmの範囲で脂肪が加熱されます。これによって合計140平方センチの面積、2.5センチの厚みの脂肪が加熱され、その2割程度のボリュームが減少するとされています。バンドのついたフレーム状の固定装置を治療部に装着し、そこにレーザーの照射ハンドピースを取り付けます。最初の4分で加熱していき、合計25分間、高温を維持します。

この4つのパーツは自由に分割できるため、皮下脂肪のあるあらゆる部位に装着できます。腹部や腰周りだけではなく、太ももや二の腕などにも装着可能で、左右の太ももに2パーツずつなど、希望によって様々なバリエーションでの施術もできます。
治療後のダウンタイムは殆どなく、少し肌が赤みを帯びる程度です。しびれや内出血なども生じません。安全性に関しては、最も高い機器と言えます。

短期的な副作用としては数日間治療部に痛みが生じることがあります。太ももの施術で特に生じやすく、危険ということではありません。脂肪が破壊されるために生じる痛みと考えられています。

ただし、その効果は体重減少ではなく、あくまで皮下脂肪の減少です。脂肪吸引と同じく、ぜい肉を取る治療になります。もちろん脂肪吸引ほどの大きな変化はありませんが、安全に痛みが少なく皮下脂肪が減少するスカルプシュアは次の世代の脂肪融解装置です。

では凍結脂肪融解機器のゼルティック社クルスカとどう違うのかですが、クルスカはバルジ理論という、ぽっこり膨らんでいる部分を装置で吸い込んで凍結させます。細身の日本人特有の膨らんでいない平坦なエリアや逆に曲面のあるエリアには装着が難しいものです。どこでも装着できて治療できるスカルプシュアとお考えください。もちろん両者を併用し、まずは大ざっぱにポッコリ膨らんだ腹部をクルスカで治療し、その周囲や仕上げにスカルプシュアを使うということも可能です。
世界最新の脂肪破壊、ぜい肉取りレーザーであるスカルプシュアは非常に安全で有効な機器となります。

スカルプシュアの適応部位

スカルプシュアによる治療は適応部位をしっかりと理解した上でおこなうことが重要です。スカルプシュアが特に有効とされる部位、状態について解説します。

お腹:皮下脂肪がついているタイプには有効です。内臓脂肪には効果がありません。ぽっこり膨らんでいる皮下脂肪にも効果はありますが、パンツを履くと上に被ってしまうぜい肉や、きれいに見えなくなってきたウエストラインなどを改善します。

太もも:ゆるやかな曲線は女性らしい美しさですが、張り出しが強くなったり緩んだ形状はパンツのデザインを乱します。綺麗にパンツがはけるように形状を整える作用があります。また膝上のたるんだ皮下脂肪にも有効です。

二の腕:皮膚直下の脂肪が緩み、単に脂肪が減っただけでは綺麗になりません。スカルプシュアは皮膚直下の脂肪を特に減少させますので、「振り袖」状になった二の腕を綺麗に整えていきます。

背中・腰部:加齢とともに何となく体型が崩れて見える部位です。後ろ姿が綺麗に見えるように、皮下脂肪を減少させるのみではなく体型を改善していきます。背中の開いたドレスを再び着るためのラインを綺麗に整えます。

治療について

治療の流れ

STEP1 体型の確認とプランニング
女性スタッフとともに、気になる部位を伺い、体型を確認しながら、どこの脂肪を減らし、どういった体型にしていくのかデザインをしていきます。
STEP2 機器装着
気になるパーツの直上に4つのハンドピースを装着します。総面積で7x20センチのエリアを減量させることができるので、左右に2つずつ振り分けたりすることも可能です。接触を確認するランプが点灯したら施術開始です。あご下の場合のみ1エリアでの装着となります。
STEP3 治療開始
25分間かけて加熱していきます。最初の数分間で温度がどんどん上がっていきます。一定の温度に到達すると、あとはそれを維持するように断続的にレーザーが照射されます。温度が上がる時に多少痛みは生じますので、看護師がその程度をお伺いしながら、無理ない範囲で高温状態を維持できるよう出力調整します。25分たてば終了です。希望があれば引き続き他のパーツを治療していきます。
ダウンタイムについて
基本的にダウンタイムはありませんので、治療後の制限は特になく、通常どおりの生活が可能です。
施術回数の目安
通常6週の間隔を空けて2回以上実施をします。1回での効果もありますが、ご自身が効果を自覚されるのは2回目終了後が多いようです。3回、4回と回数を増やすほどに効果がはっきりしてくることも多く、特に回数制限なく治療をします。魔法の機械ではありませんので、1回で取れる脂肪はさほど多くはありません。皮下脂肪が多いほど、治療回数を多く考える必要はあります。

治療費

治療費は4つのパーツ、合計140平方センチのエリアで1回6万円(税別)となります(1エリアあたり15000円)。どのように装着するかはご希望を聞いて、ある程度自由に選択できますが、基本的には4エリアで1回の治療となります。

症例写真

海外症例

当院症例

上:腹部正面を2回治療した4週間後です。ぽっこりと膨らんだ脂肪が減少しているのが分かります

2番目:お尻を1回治療した6週間後です。非常に効果の出た症例で、1回でも少し引き上がり、ボディラインが変化したことが分かります。

3番目:太もも側面を2回治療した6週間後です。張り出している皮下脂肪が減少し、すっきりしました。パンツの締め付けもなくなりました。

下:二の腕の後面を2回治療した6週間後です。振り袖のようにたるんだ二の腕が引き締まっているのが分かります。

スカルプシュアお尻

スカルプシュア太もも
スカルプシュア腕

不適応・リスク

治療出来ない部位は傷や傷跡のある部位です。例えばお腹に手術跡がある場合には、その直上は避けて治療をする必要があります。ほかにも重度の糖尿病や免疫疾患など、傷跡を治す力がかなり弱い場合には実施が出来ません。痛みが長期残るリスクがあります。もちろん皮下脂肪目的の治療は無効ですし、ダイエット・体重減少目的ではありません。

副作用

治療部に痛みが数日間残ることがあります。また、まれにその痛みが強く、特に太ももにおいては触ることが出来ないような痛みが4〜5日残ったことがり、当院では2例発生しています。これは過剰に脂肪細胞のダメージが生じたことが理由です。痛みと腫れが生じますが、数日後にはほぼ消失します。

スカルプシュアのデメリット

この機器は皮下脂肪を破壊する力はありますが、内臓脂肪には効果がありません。また大量の脂肪が除去される訳ではありません。体重減少効果はありません。あくまで体型を綺麗に作っていくレーザー機器です。

その減量効果は夢のようなものではありません。2回以上は施術を実施をして、形状を徐々に整えていくものとお考えください。

即効性もありません。仮に瞬時に脂肪細胞が破壊されるとすれば激痛が伴いますし、強い炎症が生じるものです。そのような効果はむくみが取れたりする一時的なものに過ぎません。本来の脂肪減量というものは6〜12週間かけて徐々に効果が発現していくものなのです。

よくある質問

1回で効果は出ますか
1回で分かることもありますが、その日のむくみや生理周期などによって体型というのは変動します。感覚的に分かると仰る患者様もいますが、変化量は多くはないので、2回以上施術を受けることをお勧めしています。
何キログラムくらい減りますか
体重減量効果はありません。脂肪1キロというのは莫大な量です。ステーキの脂身1キロを思い浮かべて頂ければ分かると思います。そんなに減量することは不可能です。体型を整える機器です。
治療中の痛みはありますか
全く無痛ではありませんが、我慢できない方は殆どいません。また最適な出力に調整します。無理に我慢すると、治療後に痛みも生じ得ますので、看護師が横に居て、痛みの程度をお伺いしながら出力を決めていきます。
副作用はありますか
今まで2名の方に治療後数日間生じる痛みが発生しました。脂肪がより強度にダメージを受けたためと考えています。ただし選択的に脂肪のみを破壊しており、世界的に皮膚などへの副作用の報告はありません。
他の機器より優れた治療ですか
機器ごとに脂肪減量の作用や仕組みは異なるものです。そのため当院でも複数の機器を導入しております。スカルプシュアの特徴はレーザーゆえに表面に近い部分、皮下脂肪の浅い層から減少させていくことによって、他の機器よりも引き締め効果が高いことです。加齢によって変化したボディスタイルを改善するには最適な機器と考えて頂ければよいかと思います。

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