痛くない たるみ治療器「テノール」
テノール治療のポイント
強力な深部加熱でリンパの流れ・毛細血管をコントロールし、代謝亢進。
コラーゲンの増加、肌質改善を促します。
老化のを進行を緩やかに。
夕方の疲れた顔を改善。
痛みがなく、緩やかな加熱作用。
治療費は1回29000円(税別)、1ヶ月毎4回で1クール
当院では専用機Accent XLiを導入しております。
テノールによる治療につきご説明いたします。熱作用により全体的な若さを取り戻す治療、加齢の進行を抑える治療です。
当院ではテノールAccentXLiを用いています。
この治療の主な効果は、顔全体のたるみに対するものです。ラジオ波という高周波治療器(サーマクールなど)と同様の機器ですが、より高い周波数帯を用いるRadiative RF方式というものを用いています。その理論は水の分子を急激に振動、皮膚深部から皮下脂肪までを加熱、コラーゲンの新生を促しますが、他のラジオ波(RF)治療器との最大の違いは、血行の改善とリンパ流の改善を生じさせることです。特にじっくりと深部を加熱する作用によって、皮下脂肪・骨などの周囲に生じた線維化、硬化を改善し、それによってリンパの流れや代謝を改善します。特に皮下脂肪の質が変化していきます。
理論的には本当の意味での若返りの要素を持ちます(実際に若返りが生じるわけではありませんが、少なくとも加齢の進行を緩やかにします)。この効果は初回~2回治療終了後に肌を触っていただけるとよく分かります。張りのなかった肌が弾力を取り戻し、かつ柔らかくなって均一になるのが触感として1~2回目の治療後から分かります。
では当院で実施している同じ高周波機器サーマクールと効果はどう違うのでしょうか。サーマクールは皮膚の深部を焼く、いわゆる焼肉のように、熱でタンパク質を縮める作用があります。よって、顔の形状がどうであろうと、主にフェイスラインを中心とした強い引き締め効果があります。やはりこの点はサーマクールの方が上です。一方テノールは、顔が老化によってどう変化したかで効果も異なります(つまりは症状や希望による適応の違いがあります)。年を取ってやつれたり、頬がこけた場合は、ふっくらし、老化とともに頬が垂れ下がってしまった場合には引き締まります。若い頃の血流やリンパ流に近づくことで、局部の基礎代謝が亢進し、当時と同じような状態に戻そうという力が働くのです。引き上げるのではなく、老化で低下した新陳代謝とそれに伴って生じた変化を回復させるという表現が最適です。
「テノール」の特徴
加齢によって顔の深部にある脂肪(皮下脂肪とは異なります)や骨は縮んでいきます。この部分のリンパや毛細血管の流れが悪くなり、徐々に加齢性の変化「萎縮」を生じるのです。萎縮が生じる前に、時々流れを回復して、進行を遅らせるのがテノールの最大の特徴です。特に当院では長期治療をした患者様のデータも有しております。若返りは難しくても、テノールは老化の進行を緩やかにしていくこと,老化のマネージメントをすることが可能な機器です。
参考文献:宮田成章 高周波機器(テノール)によるたるみ治療 PEPARS 27(増大号):40-44, 2009.
そのなかで専用機のAccent XLiは深度が調整可能であり、顔面の骨に到達するに十分な最大深度20ミリで加熱します。この深度は従来の機種では得られないものであり、1度施術を受けて頂くとそれをはっきりと実感できると思います。
もちろん、機械による治療ゆえに、手術のような大きい変化は得られません。第三者から見て大きく変化するというようなレベルではなく、ご自身が鏡で見ての変化という程度です。
当院で施術を受けた多くの方の感想として、直後の皮膚の質感の改善、1~2回目で何か違う感じがする、2~3回目で調子が良くなった、頬がふっくらしてきた、肌が明るくなった、夕方の顔が疲れていないと感じる、などという意見が最も多く寄せられました。但し魔法ではないことは十分にご承知下さい。
また若年層での治療は老化予防としてであれば最適で、施術を受けることをお勧めしますが、元々代謝も低下していなくて、たるみの少ないので、年齢が若いほど効果そのものは小さくなります(たるみと元々の顔貌というのは異なります!)。30代以上の年齢層の方はより分かる変化を得られるでしょうし、さらに40代後半以上の方の評価は非常に高い印象があります。私個人も当初はさほど大きな変化ではないであろうと予想していましたが、写真を撮っての客観的変化が大きくなくても患者様の主観的満足度が思ったよりも高い印象です。旧型を含めると2004年頃から使用していますが、長期結果も安定しており、老化の予防メンテナンスとして大きなポジションを占める機器です。
さらに、痛みが殆どないことは今までの治療とは全く違う点です。他の機器は瞬間的なエネルギーで効果を出そうとするのに対し、テノールは持続的に徐々にエネルギーを生じさせます。例えて言うなら、熱いお風呂に急に入ると体が痛くて辛いですが、同じ温度でも徐々に上げていったのならあまり熱くは感じません。緩徐な温度上昇によって、全く同じ高温に達しても痛みは少ないのです。
リスク・副作用に関しては、機器全てに共通の事項として温度上昇をもたらすがゆえに施術後のやけどの可能性があります。また施術の際に塗布するオイルによるかぶれがあります。肌の敏感な方は事前にお知らせ下さい。
「テノール」の施術料金
1回の治療費は29000円(税別)としております。
施術の回数、期間は3~6週間ごと、3~4回で1クールです。もちろん満足いただければ、継続治療も副作用などの問題なく可能であり、代謝亢進作用から、老化をできるだけ防ぐという期待が持てます。
さて、最後に一番重要なことですが、テノールのようなRadiative RF治療器(施術者が手を絶えず動かし緩徐に熱上昇を図る機械)は、施術者の勘と経験で結果は全く異なります。よって、この治療は医師である私院長自身が行います。
肌の温度を測りながら、そして皮膚表面の発赤のみならず、元々の脂肪の付着度合いや筋肉の弛緩の度合いを見て、患者様個々により施術法は変えていきます。手法によって効果は全く異なってしまいます。適当なマニュアル通りの治療では効果がでないこともしばしばです。一種の職人技のような側面のある機械で、それだけに極めるほどに効果が増します。
止めることができない老化に対応するために、一連の治療終了後にメンテナンスとして2~3ヶ月に一度くらいのペースで長期に治療を続けていただくことをお勧めします(それがこの費用にした最大の理由でもあります)。もちろんエステのマッサージを受ける感覚で毎月継続してきていただいても構いません。老化は止められませんから、できるだけ代謝を落とさず、老化の要素を軽減させるために、持続した治療がベストです。サーマクールや他院での治療などの後に、積極的老化予防を兼ねて、このテノールの施術を受けることもお勧めです。あらゆるたるみ系の治療の後のメンテナンスになるもの、当然必要と思っていても今まではそういうものは殆どありませんでした。また皮膚表面のケアにはメソアクティス/アクシダームという機器もあります。この両者の併用もお勧めいたします。