みやた形成外科・皮ふクリニック ロゴ

たるみ・ほくろ・シミ・ソバカス・シワ・毛穴・脱毛・入れ墨・部分やせ・ニキビ跡のレーザーから手術に至るまで専門医が責任を持って治療するクリニック

たるみ・ほくろ・シミ・ソバカス・シワ・毛穴・脱毛・入れ墨・部分やせ・ニキビ跡のレーザーから手術に至るまで専門医が責任を持って治療するクリニック

東京都港区⻄新橋2-6-2 ザイマックス⻄新橋ビル5階

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03-3507-0480
再診・お問合せ
03-5510-3931

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※キャンセルポリシー

入れ墨・tattooのレーザー治療

入れ墨の治療に、当院はピコ秒レーザーという最新の機器を用いております(2016年1月〜)。
1回の予算を決めて治療することも実施しております。安心して受診下さい。

当院では、入れ墨治療には現在最も有効とされているピコ秒レーザー(ピコ秒という短い時間だけレーザーは発振される装置):Picowayを使用しています。この機器は従来のQスイッチヤグ・アレキサンドライトレーザー(ナノ秒という時間発振するレーザー)と比較して、瞬間的に入れ墨の粒子を破壊する力が強く、粉々に粉砕します。その上、細かく砕かれた粒子はリンパなどを通した色素の排泄が速やかに起こることから結果も早期に発現するとされています。

* 1ピコ秒=1兆分の一秒、1ナノ秒=10億分の一秒


入れ墨・刺青(アートメークを含む)がレーザー治療で除去できるのをご存じでしょうか。ただし、全てのものが取れるわけではありませんし、完璧に消せるとは限りません。

よく広告で、入れ墨が傷あとを残さず綺麗にレーザーで取れると謳っているクリニックがあります。もちろん一部の入れ墨は綺麗に除去できますが、現実はそんな夢のような話ではありません。入れ墨を入れる時点で針を刺すので、当然色が取れても形なりに傷跡が生じているケースも多々経験しています(色が入っているので見えていないだけです)。それまで消すことはできません。それをぼかしていくレーザーなどの技術を駆使する必要もあります。形成外科専門医、レーザーのプロであればそのようなことは絶対に言えないと思うので、経験の未熟さを露呈しているようなものであると言えます。安易に大金を払い、結果が違うとトラブルになっているケースが続出しております。ご注意下さい。

当院は刺青に対しレーザーを中心に照射しておりますが、様々な方法を組み合わせたり手術も選択肢に入れたり等、結果や回数など、患者様のニーズに応じた治療を実施しております。最近では数多くの入れ墨治療を手がけるようになりましたゆえ、できるだけご本人の希望に添えるように考えることを心がけております。

このページでは入れ墨の除去方法について詳しく説明しております。しかし、除去する予定のない人や、これから入れ墨を入れようかなと考えている人も是非この内容を一読下さい。よく雑誌などの広告で言われているようには簡単に除去できるものではありません。全く除去できない色もあります。大変時間もかかります。また、社会的にはまだまだ認められたものではありませんし、就職に制限もあります。結婚前に相手の親に知られたくないとか、子供ができたが子供達とプールに行けない、近所づきあいが上手くいかない、PTAで問題になったなどなど、当院には後悔して、除去を切望される患者様が沢山いらっしゃっています。たったワンポイントでも入れ墨があるとないでは大違いなのです。だからこそ、よく考えるために、是非内容をご理解いただきたいと思います。入れるのは簡単でも取るのは大変なのです(金銭的にも時間的にも)。入れる場合はそれ相応の覚悟をするべきです。昔からのプロの彫り師の人はそう言っていますし、その覚悟を持っているのであれば私自身は入れ墨否定派ではありません。ただ、気軽に、おしゃれ感覚で、などということは現代日本という土壌では考え直した方が良いでしょう。
私自身は、入れ墨の治療法について、各種マスコミでもコメントをし、警鐘を鳴らしておりますが、安易に入れ墨を入れた後に後悔して除去を希望される方が増えております。毎日のように入れ墨の治療をしていて、患者様とお話をして、考えさせられる事も多くあります。入れ墨の治療には費用もかかりますし、根気が必要です。傷跡が残ることもあります。決して簡単なものではなく、ご本人の精神的負担も大きいものです。レーザーは魔法ではありません。よくお考えになって下さい。
当院の入れ墨治療に関するコメントは産経新聞朝刊社会面(2005.4.4)、週刊大衆(2005.10.17)、TV報道番組「今日の出来事」など各種マスコミに掲載・放映されておりますが、事実をよく理解してほしいと切に願います。

さて、本題です。
効果があるのは、まず色調が青や茶色・黒である入れ墨(刺青)です。これはレーザーの反応する色が決まっていることによります。また、レーザーの届く深さには限りがありますから、入れ墨を入れた技術にもよります。深いところまで入っていると取るのに回数もかかりますし、除去しきれないものもあります。入れた色素の材質によっても反応が異なります。また、最初の何回かの治療ではあまり変わらず不安になることもあるでしょう。逆に浅いものであれば1回の治療で劇的な効果を出す場合もあります。
その他の色に関しては、どうしても回数がかかります。但し、従来のQスイッチレーザーでは取りきれなかった色でも、ピコ秒レーザーは反応しますので、多色彫りにおいてはピコ秒レーザーをによる治療第一に考えます。

通常は軽いもので3〜10回程度を目安にしていただきます。プロの彫った入れ墨はさらに回数がかかることも多いので、その点は十分にご理解下さい。この、回数が完全には予想しきれない部分があるため、費用の総額は、途中で減少したり、思ったより回数がかかることもあり、断言しないようにしております。申し訳ありませんが、ご理解下さい。他院で3回で治る、総額何十万と言われていながら、実際には何百万もかかって、取れなかったという話もよく聞きます。それだけ治療回数は予想が難しいのです。ただ、ピコ秒レーザーを用いるようになって以来、明らかに回数は少なくなり、効果が上がりました。
また旧来のQスイッチレーザーは熱作用が強く、大まかに色素を除去するには優れている面もあります。多種多様なレーザーを導入していますので、最適なものを選択して治療を実施します。入れ墨除去のレーザーに関しては本邦においてもっとも豊富な種類を用意しています(Qスイッチレーザー3種類、炭酸ガスレーザー3種類、エルビウムレーザー1種類、ピコ秒レーザー1種類)。
そして、実は最も難しいことに、入れ墨というのは入れる作業そのものが針で皮膚を傷つけています。色が消えるにしたがって、入れ墨を入れる作業で生じている、入れ墨の形通りの白い傷跡が姿を現すこともあるのです(機械彫りでしっかり入れている場合などに多いのです)。色を取るレーザーはあくまで色を取るだけです!白い傷跡を消す力はありません。そのために治療が終了しても、結局形通りに白い傷跡が残ってしまうという結果になることもあります。この場合に、いかに形として軽いやけどの跡のように見せるかというテクニックも必要になります。


当院での治療費用に関しては、5x5センチの範囲で平均的な入れ墨の入れ方の場合に5万円を目安に実施しています。但し、べったりと面状に入っている入れ墨もありますし線彫りで色の入っている面積は少ない場合もあります。事前に費用はお伝えしますので、診察を受けて頂ければ幸いです。個々に費用は異なりますので、実際の診察を受けて納得されたら治療をお受けになってください。
以前は1発300円(3ミリ大)、小さいものではシミに準じての費用設定としていましたが、2016年より費用変更としております。以前より実質安価になっていると思いますが、継続の方で以前の治療費の方が安価な場合には、そちらを適用します。

入れ墨のレーザー治療は高額医療の典型的なものです。本当に申し訳ないと思いますが、ご理解下さい。腕全体などでは総額何百万もかかることも多いものです。

なお、アートメーク等範囲が狭いものでは、経費の関係上、最低費用1〜2万円からで対応しています(要相談)。

また、回数を経ると、一部入れ墨が除去できた部分は照射せずに済みますからレーザー治療の費用もお安くなります。

回数がかかることも多いので、この点はご留意下さい。


また、どうしても除去できない部分は物理的に削ることもあります。これは色に反応するのではない、削るレーザーを用います。全範囲削れば跡がひどく残りますが、小範囲のポイント的であればあまり気にならないでしょう。もちろん、回数をかけられない人の場合は、最初から削るレーザーを併用し、早く除去することも実施しております。削るレーザーはスーパーパルス炭酸ガスレーザー装置を用いており、これはニキビ跡を削るなどにも用いる非常に皮膚表面を均一に削ることのできる装置で、微細なコントロールが可能なので、ただ単に削るよりもずっと綺麗な傷跡になります。入れ墨を除去した後に残った、彫った際に生じた傷跡をぼかすときにも用います。

また、手術による切除も行っております。幅の狭い入れ墨はよい適応です。しかしあまり幅が広い入れ墨の場合は、傷跡が非常に汚くなったり、ひきつれを生じさせるケースがあります。切除すれば魔法のように綺麗になる等ということはあり得ません。傷跡治療の専門医である形成外科医として、美容外科で切り取った悲惨な傷跡を見るたび、症例を選択しなければいけないと痛感します。切除が可能な方にはその旨もきちんと説明します。

治療後1週間ほどかさぶたができますが、お仕事を休む必要はありません。かさぶたが生じているあいだはテープやガーゼを貼付して頂きます。

現実的な治療費は、実際に照射してみないと断言はできないので、上記を目安にして下さい。よくサイズを書いて、メールでいくらかかるかという問い合わせを頂きますが、正直に申し上げて見てみないと何とも申し上げられません。実際に照射してみないと分からない部分も多くあります。

これらの不安を和らげるために、通常は初回にご本人の希望する費用上限を設定していただき、その中で照射を行うことも可能です。納得してから広範囲の治療に臨むなどの方が安心していただけると思います。費用の話は大事です。ですからご本人が納得して、中途半端で治療を投げ出さないよう、覚悟を決めていただくためにも、最初にそのお話はきちんとします。

以上取りあえず大まかにご説明しました。


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