|
最近、顔全体のたるみ、目元の小じわなどが気になりませんか?
|
長年上記に関して、手術以外で効果を出すために検討し、様々な機械を導入してきました。もちろん手術や各種注入療法も選択肢になりますが、それらについて説明をしていきます。特に機械に関しては、国内有数の規模を誇っております。魔法のように治るとは言いませんし、限界があるのも事実ですが、以下の内容をお読みいただき、治療を考慮いただければ幸いです。
さて、シワやたるみに最も有効な治療法は何でしょうか。本当は手術である、これは美容外科医として断言できる事実です。私も多数の手術を経験し、やはり手術に優るものはないと思います(手術の詳細はこちら)。
しかし、現実には1ヶ月ほど続く腫れなど、ダウンタイムというものがあり、仕事をしながら治療を受けることは不可能です。効果は弱くても手術以外の方法で何とかしたい、これは殆どの方が要望されてきたことです。近年、手術以外の方法でもある程度たるみ・しわの治療が可能となりました。これらについて、以下に記載します。
当院では、ご本人の希望などを考慮して、様々な手法を選択できます。
強いものほど効果が上がるのは当然ですが、そこまでは求めていない方にも適した方法は多種あります。
たるみに関して、世界的にスタンダードな治療というのは高周波(ラジオ波)を用いた治療です。当院ではサーマクール、テノール、e-Max(リファーム、マトリックスIR、オーロラのトリニティ)の3種類の機器を導入しております。それに加え、最新の高密度焦点式超音波治療器ウルセラシステム、近赤外線レーザーであるジェントルヤグ(ロングパルスヤグレーザー)も導入、各種症状に応じた対応が可能です。加えてコラーゲン・ヒアルロン酸・アパタイトなどの各種注入療法も選択肢・組み合わせができます。
ここまで機器を揃える理由は、機械によるたるみの治療は手術と比べると限定的な効果であり、私自身どうしても納得できる治療を行いたい、そのためです。1種類の機械のみを稼働させ、機械導入費を早く回収する方がクリニックにとって賢明なのは誰でも分かることかと思いますが、それではどうしても、状態による使い分けという、手術であれば必ず行うであろうという選択ができない状況なのです。たるみ=ただ一つの治療、それでは不十分だと思います。通常の美容医療ではたるみの治療器として1種類だけで十分かもしれませんが、機器の特徴を理解するほど細かく分類し、症状により最適なものを選択する方がより満足度が高くなります。
大まかに分類すると、
高額ではあるが結果の見える治療、効果持続があり1〜2回の施術で終了するものがサーマクールCPTとウルセラシステム。
即効性に優れ、効果のやや劣るものがe-Max・トリニティやジェントルヤグ。
軽度の変化で老化予防・アンチエイジングのメンテナンスを目指すものがテノール。
局所のシワやたるみを大きく変化させるものが、ウルトラVリフト、コラーゲン、ヒアルロン酸注入。
これら多くの機械に関して、当院では国内での照射方法を確立し、医師向けセミナーで講演したり、学会発表をするなどして、その長所・短所などを検討してきた経験があります(学会発表の詳細はこちら)。
但し、機械による治療には限界もあります。前述のように手術と同じ結果が得られるものではありません。ご自身で鏡を見ながら手で顔を引き上げる、そのような変化は機械で出すことはできません(広告戦略上は出来るようなイメージを植え付けているクリニックも多いものですが)。
このように機械では効果が不十分とお考えになる場合、より確実な効果を求める場合は、顎や法令線、頬にレディエッセ(ハイドロキシアパタイト)を注入する方法があります。フェイスラインが上がっているわけではないのですが、綺麗な顎のライン、頬のラインを形成することでリフトアップ疑似効果が得られます。これは即効性もあり、見た目には明らかに変化があるので、フェイスラインの外見上明確な改善を求める場合にはお勧めします。海外でも非常に多用されています。
またくぼんでいるものを持ち上げるのはヒアルロン酸やコラーゲンの注射を用います。目の下のくぼみや法令線のたるみにはヒアルロン酸が最適と言えます。自己組織増殖、つまりは再生医療を応用した方法としてはPRP注入療法があります。これは自分の組織を刺激して皮膚の厚みを少し出す方法です(当院では現在成長因子入りのPRPはボリュームコントロールの難しさから実施を控えております)。他に自分の血漿蛋白を固めて注入剤とするPPPジェルという方法もあり、ヒアルロン酸やレディエッセの様に用いることが出来ます(持続期間が短い)。
さらに今まで難しいとされていた頬中央部の引き上げに関しては、吸収性の糸を埋入するウルトラVリフトリフトという施術があります。顔の中央が引き上がるという、今までにない変化で、即効性もあり、約1年の持続効果です。施術後に少し腫れは生じます。
現時点で考えられる症状・期待される効果による分類は以下の通りです。参考にしてください。
|
|
効果 | 即効性 | 治療回数 | 痛み | 腫れ |
| フェイスラインのたるみ(小顔効果): サーマクール(治療費総額18.9万円) |
○○○○ | x (1〜2ヶ月後から) |
1回 | ! | ほぼx |
| 頬のたるみ、眉、上瞼の下垂(引き上げ効果): ウルセラシステム(治療費273000円) |
○○○○ | x (3ヶ月後から) |
1〜2回 (2回目は3ヶ月後にポイント追加;必要に応じ) |
!! | ほぼx |
| 頬のたるみ、フェイスラインのたるみ: e-Maxトリニティ |
○○ | ○○ | 毎月で3〜4回 | !! | x |
| フェイスラインのたるみ・鈍化・口脇の凹み・頬の弛み: レディエッセ(94500〜147000円) |
○○○ (但し局所) |
○○○ | 1〜2回 | ! | △(内出血のリスク) |
| 目周囲のたるみ(凹みではありません)、頬のたるみ、老化予防: テノール(治療費1回30450円x4回) |
○ (老化予防効果あり) |
○ | 毎月で4回(以後2〜3ヶ月毎) | x | x |
| 引き締め、肌の張り: ジェントルヤグ(ヤグレーザー:治療費1回26250円x3回) |
○ | ○○ | 毎月で4回(以後2〜3ヶ月毎) | ! | x |
| 法令線の改善、目の下のしっかりした凹み: ヒアルロン酸注入(84000円) |
○○○ (但し局所) |
○○○ | 1〜2回 | ! | △(内出血のリスク) |
| 頬中央の引き上げ、フェイスライン ウルトラVリフト(231000円) |
○○○○ | ○○○○ | 1回 | !! | !数日& 内出血のリスク |
上記が最も標準的な使い分け方針です。もちろん、その他にもeCO2フェイシャルやVビーム、スムースビーム、スターラックス1540など、ご希望に応じて選択肢は沢山ご用意しております。
但し、いわゆるIPL(フォトフェイシャル、フォトセラピー)やレーザーフェイシャルなどは肌の張り感が出るものの、たるみには効果がありません。この治療をたるみの治療としてお受けになっている場合、あまり意味はないと言えるでしょう。これらはたるみの治療器と組み合わせることで、メリットである張り感や色味の改善を有効に引き出すことができます。
つまり、何となく全体のたるみ感が気になってきた、漠然とした将来への不安があり、アンチエイジングを中心に効果を得つつ予防をしたいとお考えの場合、韓国の有名女優達が率先して実施したことで流行しているT&T technologyという理論に基づいた方法があります。
これは表面的な張り感をフォトセラピー(当院ではスターラックス)で対応し、同時にテノールで肌のたるみを改善していこうという、全体的なアンチエイジング手法です。費用は1回42000円ですが、総合的な治療と予防という優れた面があります。
最後に、機器による最大の治療効果を出したい人には、サーマクールとウルセラシステムの併用療法をお勧めしています。両者の欠点を補いながらポイントを絞って照射する方法で、日本でも数件のクリニックしか実施できない手法になります。患者満足度が非常に高く、現時点では最も強力な機器による治療で、効果持続は1〜2年です。
様々な治療法がありますが、最善を選択することができるかどうか、これが最も重要と考えます。